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http://www.nikkei.co.jp/news/market/20051203m2dm7iaao503.html
アメリカへの資金流入 EUから5082億ドル/日本から753億ドル
日本経済新聞 3ページ 総合14版
2日のニューヨーク外国為替市場で円相場は乱高下の末、前日比横ばいの1ドル=120円60―70銭で取引を終えた。米雇用統計を受けて午前に121円24銭と2003年3月24日以来の安値を付けたが、その後は120円台前半まで急伸するなど荒い値動きとなった。
午前8時半に米労働省が発表した11月の雇用統計は非農業部門雇用者数が21万5000人増と、前月から増加幅が拡大した。ただ市場予想(22万人増)とほぼ一致したため、直後の相場の反応は限られた。
むしろこの時点では円買い・ドル売りがやや優勢。雇用統計と前後してドイツ紙が「中国が来年1月1日から人民元の対ドル相場を7.2%切り上げる」と報じたことが円買いを誘った。ロシア中央銀行がルーブルの指標とする通貨バスケットのユーロ比率を引き上げると発表、ユーロに対してドルが売られたのにつれた円買い・ドル売りもみられた。
ただ120円台半ばでは円の上値は重かった。雇用統計が米経済の強さを示したことが改めて意識されたため円売りが増え、午前10時前後に121円台に下落した。
午前中ごろから再び急速に円高が進んだ。スノー米財務長官が「2―3日にロンドンで開く7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で円安について協議する可能性がある」と発言したとのうわさが手掛かり。円は120円19銭まで上昇した。まもなく米財務省がこれを否定、円は120円台後半へ戻した。午後にかけてはG7会議の結果を見極めたいとして様子見ムードが強まり、前日終値近辺で小動きとなった。
円はユーロに対して五営業日ぶりに反発。前日比25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=141円30―40銭で取引を終えた。一時141円77銭と過去最安値を付けたが下げ渋った。
ユーロは対ドルで小幅続落。前日と同じ1ユーロ=1.17ドル台前半で水準を下げた。朝方はロシア中央銀行の通貨バスケット関連の報道を受けて買われる場面があった。その後雇用統計を材料に売られ、午後はもみ合った。ユーロは一時、11月17日以来約二週間ぶりの水準となる1.1660ドルに下げた。高値は1.1750。