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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/20051202NTE2IFT0101122005.html
仏ソシエテ・ジェネラル、インドで富裕層向け業務を開始(12/1)※
仏金融大手のソシエテ・ジェネラル(SG)は、所得急上昇中のインドでプライベートバンキング会社を設立した。
SGプライベートバンキングはムンバイとデリーを拠点に、インド国内の資産家と海外在住のインド人資産家を対象としたサービスを開始する。
SGプライベートバンキングのインド地域責任者によると、インド在住の富裕層の資産は過去3−4年の間年率22%で増加しており、現在は2600億ドルに達するという。業界筋によると現在プライベートバンキングを提供しているのは10社未満だが、HSBCやUBSも近い将来参入する見込みだ。
SGプライベート・バンキングでは来年半ばまでに顧客数1000を実現し、3−5年で数十億ドルの預かり資産総額を達成できるとみている。SGはアジアに最初に進出した1997年以来、同地域で年平均35%の成長を続けており、現在の預かり資産は100億ドルに達する。
インドにおけるプライベートバンキング業務の対象は100万ドルの投資可能資産を保有する個人であり、現在は約7万人だが年率15%のペースで急速に増加している。2002年にインドでプライベートバンキング業務を開始したABNアムロの現在の預かり資産総額は6億ドルを超え、顧客数は600人に上る。
ABNアムロのプライベートバンキング部門の責任者は、今後インドで強いブランドイメージを確立しているシティバンク、スタンダード・チャータード銀行、HSBCがプライベートバンキング業務に参入するとみられることから、競争の激化を予測している。(英フィナンシャル・タイムズ特約)