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(回答先: Re: 金融業界の話のつもりだったのですが、、 投稿者 まとはずれのおせっかい 日時 2005 年 11 月 30 日 05:50:24)
外銀といってもいろいろありますから、ひとつ例を挙げていただくと助かります。
例えば、グローバルに展開するスイスの銀行 UBSは、終身雇用を貫いています。
そのほうが、業務に都合が良いからということです。
シティグループは、日本の銀行の3倍の従業員がいます。
これは、日本の一人当たりの人件費が高いという批判です
しかし、日本の銀行グループは、純益で見ますと。
約2分の一です。 いまの低金利を織り込んで、リストラ効果でただきだした
数字で比べてもです。
シティグループは日本円換算で 2 兆円近くに達します。
これは、日本の銀行がいかに国内の雇用に影響を与えていないか示唆しています。
世界2位の資金融資産をもつ国の銀行がなぜ、国内市場の雇用を支えるような体制を
作れないのか?
もし、それが給料が高くても生産性が低いのなら、リストラし多くの雇用を創出するほうがいいのではないかと考えています。
>ある日突然、同僚がいなくなる、EDP関係者の解雇には、二人の、警備員が同伴して会社の玄関まで同伴します、そして、残されたものは、まるで何もなかったように仕事を続ける そして、リストラ後、離縁したり 人生が狂ってしまった人もいる、残ったものは、それらの人たちについては、話題にしない
アメリカの部品メーカーのデルフィの労働者の時給60%減、どうやって暮らしていくのだろう、一方マネージャーには首になっても、一年の給料は保証される
(たった一年間だけだけど)記憶違いでなければこんな記事を読んだことがあります、
健全なバランスシート、増収増益の決算発表にはこんな面もあるのだということを忘れないでください、そしてその増収増益が、人々の生活の向上とまったく関係なくなってしまったこと、そして、自分が何時、「あっちの組」に行ってしまうかもしれないということも
デルフォイに関しては、日本の部品メーカーの品質に押しつぶされたというのが正解です
UAWとも経営陣とも責任のなすりあいに終始しています。
労働の権利は、保持されなくてはいけませんが、時給27ドルを絶対維持というのは
なにか会社が労働者に占領されたのでは?と思うほどです。
時給27.50ドルの労働者2万4000人を→→時給14ドルの労働者と入れ替え。
(http://www.asyura2.com/0505/hasan42/msg/593.html)
また、経営陣もこの会社の悪い時期に配当を年2ドル 約配当利回り5%
という高い配当を維持しているという点で、何かがおかしいのです。
減収減益を発表しても、減配の発表も労働コストの削減も話がまとまらず
、いよいよ日本車の快進撃により、売り上げが落ちていった。
技術競争にもまけ、労使交渉もしっぱいし、保険料削減も失敗し
労働者も経営者も日本の攻勢を甘く見積もったたためとうとう倒産してしまった。
>アメリカの部品メーカーのデルフィの労働者の時給60%減、どうやって暮らしていくのだろう、一方マネージャーには首になっても、一年の給料は保証される
倒産してでも、高い時給を主張する必要がUAWにはあったのか大変な疑問です。
http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/column/okada/okada40726.html
第5回 メガバンク統合――国際競争力が課題
7月26日
テレビ東京 解説委員
岡田 晃
三菱東京フィナンシャル・グループとUFJグループ統合のニュースは日本中をあっと言わせました。これによって資産額 189 兆円の世界一の金融グループが誕生します。ただ規模では世界一になっても、利益などでは欧米の銀行にはるかに及びません。統合の成否は、そうした世界の強豪と戦える競争力を持てるかどうかにかかっています。量より質が問われるのです。
日米銀行の質の格差を示すデータがいくつかあります。
その一つは利益水準です。三菱東京とUFJを合わせた利益額は 1580 億円( 2004 年 3 月期)。これに対して米銀トップのシティーグループは日本円換算で 2 兆円近くに達します。実に三菱東京・UFJの 12 倍以上です。
もう一つは時価総額です。両グループ合計の時価総額は約 9 兆 3000 億円となり日本ではトップ、円換算した世界ランキングでは 7 位に入ります。しかしそれでもトップのシティ 25 兆円、 2 位のバンク・オブ・アメリカ 19 兆円などに大きく水をあけられています。
時価総額が少ないということは買収されやすい事を意味します。今年 1 月に米のJPモルガン・チェースが米銀第 6 位のバンクワンの買収を発表しましたが、その時の買収金額は 580 億ドル(約 6 兆 1500 億円)。これは、みずほや三井住友の時価総額より多いのです。つまりJPモルガン・チェースがその気になれば、同じ金額でみずほや三井住友を買えるわけです。米銀が国内での買収・合併を進めて 3 大メガバンク体制に集約されつつある今、今後は国際的な買収・合併に乗り出すことも考えられます。そうなったとき、日本の銀行は対抗できるのでしょうか。
では時価総額を増やすにはどうすればよいか。発行株数を増やすか、株価が上昇するか、ですが、発行株数の増加はともかく、株価が上昇するためには利益をあげ、投資家から高い評価を得なければなりません。
圧倒的な強さを誇る米国の銀行にも苦難の時期がありました。 1990 年前後から 90 年代前半、米国は不動産不況に見舞われ、銀行は不良債権処理に追われました。シティコープが赤字に転落したのもこの時期です。こうした中で銀行の倒産や買収・合併が続きました。ちょうど 90 年代後半から現在の日本の金融界と似ています。しかし米国の銀行はその再編期をくぐり抜けて、体力を強化してきたのです。
そして米銀は今、新たな再編期に入っています。昨年 10 月、バンク・オブ・アメリカが米銀 7 位のフリート・ボストンを買収、それを追いかけるように今年に入ってJPモルガン・チェースがバンクワンを買収しました。これにシティグループを合わせ、米国でも3大メガバンクの時代です。 90 年代の再編が“守り”の再編だったのに対し、現在の再編は“攻め”の再編です。
日本の銀行は、これに追いついていかねばなりません。米国の銀行が 90 年代前半の苦境を経て強い体質を作り上げたように、日本の銀行もこれまでの低迷を脱してよみがえることができるかどうか。今回の統合はその試金石となりそうです。