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どうなる!?今後の株価、東証1万5千円一時回復 --- 市場では「過熱感台頭」「バブル相場」との懸念も
一時、約5年ぶりに1万5000円台を回復。一過性なのか、それとも…
日経平均株価が30日、一時、2000年12月14日以来約5年ぶりとなる1万5000円の大台を回復した。1万2000円台でもみ合っていた8月から、わずか3カ月で約3000円もアップ。市場では過熱感の台頭、バブル相場と懸念する声も囁かれるが、株価は今後どう推移するのか。
「このところの地合いを考えれば(大台回復は)『予定通り』といったところ」と語るのは、マネックス・ビーンズ証券投資情報センター長の清水洋介氏。
「個人投資家を中心に買いの回転が利いており、循環物色が続いている。景気回復期待を背景に先高観は強く、個人投資家のすそ野も広がっている。これまで売られ過ぎだった株価が適正な水準に戻ってきているということだろう」
達成感から一服したとしても押し目買い意欲は強く、「上昇基調に変化はない」。上値の目途は「年度内で1万5500円程度」と予測する。
UBS証券株式調査部チーフストラテジストの平川昇二氏は、「テクニカル指標などで過熱感が出ている」としながらも、「利益を確定しつつ買うことができているため、相場牽引(けんいん)役の外国人投資家の姿勢はオーバーウエートになっておらず、依然買い余地がある」と分析。「投資指標面はITバブル期と比べ割安で、引き続き幅広い銘柄を物色しながらジリジリと上昇していくだろう」とみる。
一方、東海東京調査センター取締役の中井裕幸氏は、「この水準からは上値が重くなる」と冷静な立場をとる。
「これまでの相場上昇は、堅調な米株式相場を背景に出遅れていたハイテク関連株に買いが入ったためだ。しかし、米国では利上げ打ち止め期待が一服、株価も足踏み状態になっており、日本株を牽引する力は弱まるだろう。当面は1万5000円近辺で値固めをするような動きとなろう」
再び上場傾向に転じるきっかけは、「米国株の力強い伸びや、国内景気の一段の回復を裏付ける経済指標の発表などが挙げられる」。
注目は「来月、日銀が発表する企業短期経済観測調査(短観)」と話すが、さて−。
ZAKZAK 2005/11/30