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金融6グループ税引き後利益1兆7千億、バブル上回る
大手銀行・金融6グループの2005年9月中間連結決算が24日出そろった。6グループ合計の税引き後利益は1兆7293億円と前年同期の約22倍に急拡大し、バブル期を上回った。
10月1日に誕生した三菱UFJフィナンシャル・グループの税引き後利益はトヨタ自動車を上回り、国内企業で最高益を記録した。
好決算の最大の理由は、これまで貸し出し先企業の倒産などに備えて積んできた引当金が、景気回復による貸出先の業績回復で不要になったため。昨年の中間期には、引当金の積み立てなどのために6グループ合計で1兆773億円の不良債権処理損失を計上していたが、今回の中間決算では、合計の処理損失がゼロとなった。逆に過去に引き当てた1958億円の引当金が特別利益として戻ってきて、利益を押し上げた。投資信託の販売などによる手数料収入も増えた。
6グループのうち、りそなホールディングスを除く5グループが増益となり、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、三井トラスト・ホールディングスの3グループの税引き後利益は、中間期としては過去最高となった。本業のもうけを示す業務純益も、みずほ、住友信託銀行、三井住友の3グループが1〜53%の増益となり、景気回復を受けた収益力の回復が鮮明になった。
一方、9月末の不良債権残高は、3月末より1兆3465億円減って6兆3450億円となった。貸出金全体に占める不良債権比率の平均は2・4%と、半年で0・5ポイント低下した。
06年3月期連結決算の業績予想では、税引き後利益は合計で2兆5950億円に拡大すると見込んでいる。
(読売新聞) - 11月24日20時48分更新