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ビッグイシュー日本版 第39号 好評発売中!!
『ビッグイシュー』は英国で大成功し世界(24の国、50の都市・地域)に広がっている、ホームレスの人しか売り手になれない魅力的な雑誌のことです。ビッグイシューの使命はホームレスの人たちの救済(チャリティ)ではなく彼らの仕事をつくることにあります。
ホームレスになるのはどのような人たちなのでしょう。
「社会変動に『もっとも弱い』層」の人がホームレスになり。
逆に、ホームレスの構想を明らかにすれば、その社会が誰を「最も弱い」層に仕立てているかを明らかにできる、というのは岩田正美さんです。
彼は、日本のホームレスは、長く工場、建設、サービス業で働いてきた中高年男性労働者の失業と深くかかわっている、といいます。
それは、ひとつの集団ではなく、日雇いなどの不安定雇用者層、住み込みや寮などの製造、サービスの雇用者層、普通の住宅に住んでいた多様な職種の常用雇用者層の3つの集団からなっています。
そして、3つのグループが依存した「寄せ場」「労働型住宅」「家族」という3つの場が
ポスト工業社会の変動の中で、それぞれ解体し不安定化しつつあることが、ホームレスの発生の背景、あるいは原因をなしていると言っておられます。
「日本労働研究雑誌」2004年7月号 p49〜58
特集 「HIKSを考える」 年収激減時代を生きる若者たち