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「為替」 米金利上昇や感謝祭前の調整でドル買戻し118.20円→118.93円/ニューヨーク外国為替市場概況
「米金利上昇や感謝祭前の調整でドル買戻し118.20円→118.93円」ニューヨーク概
況 2005年11月24日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:26JST 「米金利上昇や感謝祭前の調整でドル買戻し118.20円→118.93円」
【ロンドン市場概況】
23日のアジア外為市場では(東京時間午前9時-午後5時)、前日のニューヨークで
11/1分米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて米利上げ打ち止めの時期がや
や早まるとの観測からドル売りが優勢になった流れが継続した。ドル・円は、119円
04銭まで買い戻された後、118円50銭レベルのストップロスをつけて118円37銭まで
下落、ユーロ・ドルは、1.1784ドルまで売られた後1.1850レベルのストップロスを
つけて1.1865ドルまで上昇、ポンド・ドルは1.7176ドルに下落後1.7261ドルまで上
昇、ドル・スイスは1.3144フランに上昇後1.3065フランまで下落した。ユーロ・円
は140円44銭から140円08銭まで軟調に推移した。午後5時時点のレベルは、ドル・円
118円51銭、ユーロ・ドル1.1832ドル、ポンド・ドル1.7252ドル、ドル・スイス
1.3095フラン、ユーロ・円140円22銭。中国人民元:始値8.0832元、高値8.0834元、
安値8.0816元、終8.0816元。
23日のロンドン外為市場では、ドルの買い戻しが優勢になり、ユーロ・ドルは
1.1844ドルから1.1770ドルに下落、ドル・スイスは1.3086フランから1.3158フラン
に上昇した。ドル・円は118円31銭まで売られた後118円74銭まで反発、ユーロ・円
は140円27銭から139円72銭まで下落が進んだ。ポンド・ドルは1.7198ドルから
1.7257ドルで上下したが、11/9-10英中銀金融政策委員会議事録に対しては特に目立
った反応はなし。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
ウォルトン英中銀金融政策委員
「景気回復の兆しがいくらか見えているが、インフレ率が目標を上回っているため
に油断できない」
「インフレ率が目標に戻ることをしっかり確認する必要がある」
「そのことは、現時点で金利の方向性が変わらないことを意味する」
11/9-10英中銀金融政策委員会議事録
「9対0で政策金利の据え置きを決定」
「政策金利の引き上げについても引き下げについても話し合いなし」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:118円78銭、ユーロ・ドル:1.1779ドル、ユーロ・円:139円91銭、ポン
ド・ドル:1.7206ドル、ドル・スイス:1.3156フラン
【ニューヨーク市場概況】
23日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は新規失業保険申請件数の予想以上の
増加や米系筋のストップロスを狙う動きを受けて118円20銭まで下落したが、ミシガ
ン大消費者信頼感指数の改善を受けた債券利回り上昇に伴い118円93銭まで反発し、
118円75銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは強弱まちまちの米経済指標を受けて1.1774ドル-1.1817ドルを上下
し、引けにかけてクロス絡みの買いが強まる事で1.1825ドルまで上昇し、ほぼ高値
で引けた。ユーロ・円はモデル系や中期資本筋の買いで139円54銭から140円38銭ま
で上昇した。ポンド・ドルは1.7193ドルから1.7246ドルまで上昇した。ドル・スイ
スは1.3161フランから1.3108フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は3日ぶりに反落。注目された先週の原油在庫は予想通りの水準であったも
のの、前回の在庫減少をきっかけに“今年も例年通り11月は在庫が減少する”との
見方が広がっていた事から統計発表後は売りが優勢となった。また、ヒーティング
オイル相場が蒸留油在庫(ヒーティングオイル含む)が予想以上に増加した事から
弱含むなど、他のエネルギー相場の下落も売り材料となった。
NYMEX原油先物価格(1月限)は58.71ドル(前日比0.2%安)の小幅安で引けた。原
油市場は米感謝祭の祝日のため、明日24日、明後日25日が休場であり、今週の原油
価格の騰落率は+4.5%となった。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は、昨日公表された米FOMC議事録から利上げ打ち止め観測が
広がり軟調に推移している。これまでの相場の主要テーマであった米金利上昇サイ
クルの終わりが見え始めた事から相場転換の可能性があるとし、オプション市場は
堅調に推移している。変動率は1ヶ月物が7.800%から7.900%、2ヶ月物が7.650%か
ら7,750%へそれぞれ上昇、3ヶ月物が7.975%で昨日と変わらず、6ヶ月物が8.075%
から8.125%へ上昇している。
リスクリバーサルは相場の行方を見極めたいとする向きから動意が乏しく、25デル
タ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.300%から+0.350%に若干拡大、3ヶ月物と6ヶ
月物はそれぞれ+0.45%、+0.525%と昨日変わらず水準で取引されている。
【株式市場】
NY株式相場は上昇。週次の新規失業保険申請数が予想以上に増加した事で朝方は小
幅下落して始まったものの、昨日のFOMC議事録による米利上げ打ち止め期待や原油
価格の下落、11月のミシガン大学消費者信頼感指数が予想以上に改善した事が好感
されて堅調推移となった。ただ、米感謝祭(サンクスギビング)の休日を前に手仕
舞う動きから引けにかけては上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、消
費者サービスや自動車・同部品が上昇する一方で、素材や運輸セクターが軟調。携
帯端末のリサーチ・イン・モーション(RIMM)は契約者数の予想を引き下げた事で
大幅安。また予想を下回る決算を発表したペット用品小売のペトコ(PETC)も下落
した。一方、1993年から98年までの監査の結果、税務当局から1.5〜2.5億ドルの払
い戻しを受け取る見込みとなったイーストマン・コダック(EK)が上昇。また利上
げ打ち止め間近との観測からJPモルガンチェース(JPM)やアメリカン・エキスプレ
ス(AXP)など金融セクターが全般に強含んだ。ダウ構成銘柄では、年末商戦でギフ
トカードの取扱いを開始したマクドナルド(MCD)が上昇。結局ダウは44.66ドル高
の10916.09、ナスダックは6.42ポイント高の2259.98で取引を終了した。明日は感謝
祭の為にNY株式相場は休場となる。
【経済指標】
米・先週の新規失業保険申請件数:33.5万件(予想31.5万件、前回30.5万件←30.3
万件)
米・11月のミシガン大消費者信頼感指数確報値:81.6(予想80.5、前回79.9)
【要人発言】
トリシェECB総裁
「中期インフレリスクは上昇」
「治療よりは予防が望まれる」
「私の発言はECBの姿勢を明らかにする事に焦点を当てている」
「欧州にスタグフレーションの恐れは見られない」
「事前に連続利上げを計画したことはない」
「価格安定のためにECBは必要な措置を講じる」
イッシングECB理事
「インフレ予想は低水準が望ましい」
「トリシェECB総裁の意見に賛成」
ブルトン・フランス経済財務産業相
「政府はインフレを懸念していない」
「ノワイエ・フランス中銀総裁は金利は徐々に上昇すると示唆した」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 118.39 118.93 118.20 118.74
ユーロ・ドル 1.1841 1.1844 1.1764 1.1822
ユーロ・円 139.87 140.38 139.54 140.35
ドル・スイス 1.3113 1.3170 1.3086 1.3109
ポンド・ドル 1.7233 1.7257 1.7193 1.7238
株式市場:
NYダウ 10871.43 10950.75 10855.34 10916.09
ナスダック 2250.42 2269.30 2250.40 2259.98
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.654 4.702
米国債10年物 4.426 4.488
先物市場:
NY金先物 493.8 496.9 491.5 496.4
NY原油先物 58.40 58.80 57.95 58.71
シカゴ日経平均先物 14740 14880 14730 14865
(フィスコ) - 11月24日7時28分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051124-00000002-fis-brf