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5412/T ポスコ 普通株式米国預託証券 東証1部外株 (05/11/22)
現在値 5980 E (15:00) ---- ---- 前日終値
売り数量 気配値 買い数量
29,100 6020
43,150 6010
110,950 6000
29,850 5990
・ 15,750 5980
5960 ・ 8,000
5950 47,350
5940 34,900
5930 30,000
5920 4,700
現在値 5980 E (15:00)
----
始 値 6020 (09:00)
高 値 6050 (09:00)
安 値 5710 (09:09)
売買高 1,158,700株
(株)ポスコ (東証外国:5412)
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=5412.t&d=c&k=c3&z=m&h=on
ポスコホームページ
http://www.posco.co.kr/
韓国の鉄鋼最大手ポスコが二十二日、東京証券取引所第一部に上場する。外国企業の撤退が相次ぐなか、久々の大物登場だ。最近の活況を受けて投資家の人気を呼ぶかどうか、他のアジア企業も関心を寄せる。「アジア重視」を打ち出した東証にとって、ポスコ上場の成否は市場活性化の行方を占う試金石になる。
東証ではバブル崩壊後の一九九〇年代半ばから外国企業の上場廃止が加速した。売買が低調で上場コストに見合わなくなったためだ。外国銘柄の中心的存在だった米IBMも今年撤退。外国企業数は九一年のピーク時から百社減の二十七社まで落ち込んだ。
国際化戦略の練り直しを迫られた東証はアジア企業誘致に活路を求めている。やっと獲得したポスコは「東証にとって節目となる案件」(鶴島琢夫社長)。実際、ポスコの誘致に向けた力の入れようは並大抵ではなかった。
今年二月に海外企業の受け皿となってきた外国部を廃止したのも、ポスコをにらんだ地ならしという面がある。国内株と同様に外国株を東証一部に指定し、投資家の関心を集める狙いだ。
ポスコが上場するのは現物株ではなく米預託証券(ADR)。これも東証では初めてだ。同社のADRはニューヨーク、ロンドン証券取引所で流通しており、東証上場実務も円滑に進んだ。
ポスコの姜昌五社長は「東証は市場規模が大きく、企業価値が正当に反映される」と上場の狙いを話す。ポスコのPER(株価収益率)は約四倍。十―二十倍程度ある新日本製鉄やJFEホールディングスなどと比べて割安とみている。もう一つは株主構成の多様化。株主の六六%は外国人だが米国に偏っている構造を改める。上場後は日本で定期的に投資家向け会社説明会を開く方針だ。
上場主幹事を務める野村証券の古賀信行社長は「グローバルに株式を比較する視点が投資家の間で定着した」と指摘する。ポスコの東証での証券コードは5412。JFE(5411)と並んでいる。日本で国内外の同一業種の銘柄を売買できることは国内投資家にとって大きな利点だ。
ニューヨークやロンドンなど世界の取引所はアジア企業を巡り、激しい誘致合戦を演じている。東証を素通りして欧米で上場するケースも多い。東証は「東京市場に関心を示すアジア企業が増えている」というが、まずはポスコ上場でその実力が試される。