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(回答先: 『愚民』の典型としての『あっしら氏』の発想「日本の対北朝鮮援助がなければ韓国は南北統一コストで押し潰される」 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 11 月 18 日 09:35:18)
相変わらず笑わせてくれるレスを付けてくれるひとだ。
ODA ウォッチャーズ さんが、「韓国は、日本の経済支援なしでの、南北統一に踏み出している可能性が在る」と主張しているから、私は、「1兆5千億円とも言われる日本の対北朝鮮援助がなければ、経済基盤が脆弱な韓国は南北統一コストで押し潰されてしまう」と応えた。
それに対する反論や批判ならば、韓国は、北朝鮮への日本の経済支援がなくとも朝鮮半島南北統一をうまく成し遂げられることを説明しなければならない。
>リスクは、経済的発想だけでカウントすることはできない。
何が言いたいのかはわからないが、別に国家のリスクが経済的側面だけだとは言っていない。
経済的発想だけであれば、日本のように、輸出を受け入れてくれる「バキューム消費国家」アメリカに対して政治的なご機嫌取りを続けなければならなくなる。
>また、日本の経済的支援を期待して、日本の外務省との癒着を深めるリスクの大きさ
>を、韓国・中国は、改めて認識し始めている。
これも何を言いたいのか不明。
中国も韓国もさらには北朝鮮も“歴史問題”という切り札を使ってきた国家だから、経済支援を得るために日本の外務省との癒着を深める必要があるとは思っていない。
(外務省官僚を籠絡する手は使うだろうが(笑))
両国とも、日本政府が経済的利益を維持・拡大するために“米国政府との癒着”を深めてきた(いる)ほどの癒着を日本に対して志向していないのである。
韓国政府も中国政府も、日本の外務省と癒着するより、米国政府と癒着してその力を利用して日本政府を動かしたほうが得策だと思っているだろう。
韓国経済は日本と中国のハザマで苦しいが、中国は、日本企業も引き込んだかたちでテイクオフの基礎的基盤をつくり終えたので、日本政府のご機嫌を取るかたちでの経済支援は欲していないだろう。
(中国政府は、自分たちが「これまでどうもありがとう。おかげで経済援助は要らなくなりました」と言う前に日本政府は「もう対中援助はしない」と言えば、“歴史認識”問題とダブらせてカチンとくるといったものである)
※ 韓国経済の脆弱性
韓国経済が日本に較べてどれほど脆弱であるかは、97年の通貨危機そしてそれを契機にしたIMF管理とそれを通じての外資の怒涛のような進出を顧みればわかる。
韓国は、日本と同じように原材料を輸入に依存するだけではなく、機械設備などの資本財からメモリは別として電子部品までも輸入に依存している。国際経常収支を黒字にするためには、輸出で稼ぐだけではなく、国内向け消費財の輸入を抑え込まなければならず、日本円と違って韓国ウォンがハードカレンシーになれない要因でもある。
このような経済構造が、97年当時の財閥が巨大な対外債務(外貨建て債務)を抱えるようになった背景である。
韓国ウォンを借り入れても日本などから必要な財を輸入する資金として使うことができないから、ドルなど国際決済通貨を借り入れざるを得ない。
外貨で借り入れをしたなら、輸出で外貨を稼いで債務を履行するしかない。
債務履行のための一時しのぎであれば追加借り入れでもよいが、貸し手もウォッチしているから、債務履行があやしいと判断すれば、短期・高利の借り入れになり、さらには貸してもらえなくなる。
97年の韓国通貨危機は、そのようななかで国際的貸し手が与信枠を絞った(貸し渋り)ために、それまでの債務履行及び輸入決済に必要な外貨が不足するようになったことで発生した。
債務が履行できなくなっても、民間企業の借り入れだから借り手と貸し手のあいだの問題と放置するのが市場原理主義だが、韓国政府は民間企業を救済するためにIMFを動かし外貨の融通をしてやった。(庶民までが状況を国難と受け止め貴金属の拠出を行ったりもした)
その結果がIMF管理下であり、銀行を筆頭に主要企業が外資に買収され、GDPの3割近くが外資企業によって生み出されるようになった。また、そのような新自由主義的政策の一環として所得税の累進性が緩和されその代わりに付加価値税(日本でいう消費税)も10%で導入された。
そのような韓国は、低所得者の比率が増加し、債務不履行者や公共料金未払い者が増加していった。(2004年中頃からは好調な輸出に支えられて小康状態を保っている)
生活困窮者や低中所得者が増加すれば、相対的に高級品である輸入品や海外旅行者数が減少するので、貿易収支も改善し外貨準備も増加する。
このような経済基盤である韓国が、ドイツのように自力で北朝鮮を統合しようとすれば、韓国経済がどのような状況に陥るかは、経済論理がわかるひとであれば、それほど難しいことではない。
韓国の人口の約半分である北朝鮮のインフラ整備や国民生活の水準を引き上げるための工業的投資は、「統一朝鮮」(経済的に主導する韓国)にとっては輸出ではなく内需である。
その一方で、北朝鮮の経済条件を向上させるためには、韓国の経済構造から輸入を増やさなければならない。
このような経済状況は、韓国の貿易(経常)収支を悪化させ外貨準備を減少させることを意味する。
しかも、北朝鮮向け事業は政府の負担で行われることになるから、その資金は韓国民の税金で賄わなければならない。
新自由主義政策が浸透しGDPに占める外資の割合が高い韓国で、その資金を得るために高額所得者や企業に対する増税がやすやすと行われるとは考えにくいので、低中所得者はさらに困窮し、政府債務が積み上がっていくことになる。
[参考]
韓国:人口(約4650万人)・GDP(約4200億ドル(45兆円))・一人当たりGDP(約8500ドル)
北朝鮮:推定値:人口(約2350万人)・GDP(約160億ドル(1兆8千億円))・一人当たりGDP(約700ドル)
国家正常化後に日本から北朝鮮に対して実行されると言われている1兆5千億円は、北朝鮮にとってはGDPに近い金額であり、国際的に通用する貴重な外貨である。
(重みから言えば、日本が450兆円といった経済援助を受けるようなものである)
韓国政府が、「靖国問題」がありながらも、外相・大統領のレベルでも対日外交を進めているのは、日朝間の国交正常化をできるだけスムーズに実現させたいからなのである。
※ おまけ
>安易な「愚民」大量増産、マスコミ垂れ流しの受け入れ発想を信奉する「あっしら
>氏」の、これも、短絡的な、小泉流物まねの「本文なし」「ワン・ポイント投稿」の
>大量生産は、意図的であれ、夢想的であれ、第二の体制擁護的機能を果たしつつあ
>る。
>つまり、「真実」を見にくくしている。
相変わらず価値判断がべったりついた言葉を羅列して、何か意味があるか、批判になっていると思い込む“倒錯者”ぶりを発揮している。
[価値判断がべったりついた言葉]
「愚民」・「マスコミ垂れ流しの受け入れ発想を信奉する」・「短絡的な」・「小泉流物まね」・「夢想的」・「体制擁護的機能」・「真実」
そのような情緒的な文章はほとんど意味がないと、
「ほんとうに笑わせてくれるひとだ:価値判断がべったり付いた“用語”を羅列した文章にどんな意味があるというんだ(苦笑)」
( http://www.asyura2.com/0510/idletalk15/msg/598.html )
と説明したばかりなのに...
ODA ウォッチャーズ さんに対する「本文なし」投稿は、肝心なことに応えないまま同じ根拠のないウソを書き殴っているODA ウォッチャーズ さんに説明してもムダだと思っているから、ルール違反とわかっていながら失礼している。
何を説明しても、「床屋談義」だとか、「素人」だとか、「世界の経済学の常識では」といった意味のないレスしかつけないような人にまともに対応するつもりはない。
(自分の主張に与しないひと(国民のある範囲)を「愚民」と呼ぶような人には反吐を催す)
韓国経済については、何度か投稿しているから、ある部分の読者には(本文なし)でも理解してもらえるとも思っているし、他の方からの問い掛けであればいつでも説明するつもりである。