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「為替」 米金利低下や低調な経済指標でドル軟調118.47円、原油大幅安56.20ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
「米金利低下や低調な経済指標でドル軟調118.47円、原油大幅安56.20ドル」ニュー
ヨーク概況 2005年11月18日(金曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善
博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:32JST 「米金利低下や低調な経済指標でドル軟調118.47円、原油大幅安56.20ドル」
【ロンドン市場概況】
17日のロンドン外為市場では、ドル・円は、ユーロ・ポンドの売りに連れてユー
ロ・ドルが1.1643ドルまで下落したことで、119円08銭に強含んだ後、ユーロ・ポン
ド買い戻しでユーロ・ドルが1.1704ドルまで上昇したことをきっかけに119円割れに
なり、118円70銭からのストップロスをつけ118円49銭まで下落した。ユーロ・円も
138円74銭から138円50銭まで下落した。
その後、ユーロ・ドルは、ポジション調整に、ユーロ圏鉱工業生産の低下もあり
1.1667ドルに反落、ドル・円は本邦輸入企業らのドル買いで下げ渋り、118円96銭ま
で反発した。ポンド・ドルは、1.7159ドルから1.7220ドルに上昇後1.7170ドルに反
落、イギリスの10月小売売上高は予想通りとなったことから反応なし。ドル・スイ
スは1.3285フランから1.3215フランまで下落した。
【経済指標】
英・10月の小売売上高:前月比+0.2%(予想+0.2%、9月+0.7%)
ユーロ圏・9月の鉱工業生産:前月比-0.4%(予想+0.5%、8月+0.8%)
【要人発言】
欧州委員会
「ユーロ圏GDP伸び見通しは、2005年は1.3%、2006年は1.9%に下方修正(従来見通
し2005年1.6%、2006年2.1%)」
世界保健機構(WHO)
「中国の鳥インフルエンザ感染拡大を警告」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:118円81銭、ユーロ・ドル:1.1685ドル、ユーロ・円:138円82銭、ポン
ド・ドル:1.7192ドル、ドル・スイス:1.3236フラン
【ニューヨーク市場概況】
17日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は新規住宅着工件数やフィラデルフィ
ア連銀指数が予想を下回った事で米債利回りが低下し、日米金利差の縮小を受けて
118円94銭から118円47銭まで下落した。下値での投機家筋の押し目買いで118円80銭
前後まで戻して引けた。
ユーロ・ドルは「米著名コンサルタントが近い時期にECBが利上げを実施する可能性
を示唆した」との話題でショートカバーが強まり1.1666ドルから1.1763ドルまで上
昇し、高値圏で引けた。ユーロ・円はユーロ圏の利上げ観測や機関投資家筋の買い
を受けて138円71銭から139円68銭まで上昇し、ほぼ高値で引けた。ポンド・ドルは
1.7165ドルから1.7226ドルまで上昇した。ドル・スイスは1.3257フランから1.3158
フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は大幅下落し、約4ヶ月ぶりの安値水準まで下げた。昨日発表された米原油
在庫が予想外に減少した事を受けて買い先行スタートとなったが、「原油在庫水準
は依然として高く、冬季の暖房需要を満たすだけの供給力がある」との見方が強い
事から、買い一巡後は売りに押される展開が続いた。なお、先週末時点の原油在庫
水準は年初比9.9%増、前年比11%増と高水準を維持。また、例年、原油在庫は11月
に入った辺りから減少する傾向にある。NYMEX原油先物価格(12月限)は一時56.20
ドルまで下落し、ほぼ安値56.34ドル(前日比2.6%安)で取引を終えた。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は今週末にブッシュ米大統領と中国の胡錦涛国家主席との会
見を控えて人民元改革の憶測が広がり利食い売り先行相場となった。119円58銭の高
値から折り返す相場にオプション市場では、変動率が1ヶ月物7.950%から7.800%、3
ヶ月物は8.075%から8.025%、6ヶ月物は8.125%から8.075%へそれぞれ低下した。
リスクリバーサルでは動意乏しく、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.25%、3ヶ月物は+0.40%、6ヶ月物は+0.525%でそれぞれ昨日と同水準となって
いる。
市場では本邦筋の3ヶ月物111円、112円ストライク円コールの買いが話題となってい
た。
【株式市場】
NY株式相場は上昇。週次新規失業保険申請数が予想を下回ったほか、原油価格や長
期金利の下落が好感され、終日堅調な展開となった。セクター別では、食品・飲
料・タバコを除いて全面高となっており、特に自動車・自動車部品や運輸の上昇幅
が目立った。昨日決算を発表したアプライド・マテリアルズ(AMAT)は今期の業績に
慎重な見通しを示したことで下落。一方で、業績上方修正を発表したバーンズ&ノー
ブル(BKS)が上昇した。また、会計ソフトのインテューイット(INTU)は四半期損失が
予想より軽微にとどまったほか、見通しを引き上げた事で7.7%高となった。また検
索エンジンのグーグル(GOOG)は上場来初めて節目となる400ドルを上回って引けた。
ダウ構成銘柄では、昨日18年ぶりの安値を付けたゼネラルモータース(GM)に押し目
買いが入った。結局ダウは45.46ドル高の10720.22、ナスダックは32.53ポイント高
で取引を終了した。ナスダックは3年半ぶりの高値を回復した。引け後に発表された
ヒューレット・パッカードの決算は、減益ながら予想を上回る内容となり、時間外
取引で5%以上の上昇となっている。
【経済指標】
米・先週分の新規失業保険申請件数:30.3万件(予想32.1万件、前回32.8万件←
32.6万件)
米・10月の住宅着工件数:201.4万戸、前月比5.6%減(予想207万戸、9月213.4万戸
←210.8万戸)
米・10月の建築許可件数:207.1万戸、前月比6.6%減(予想217.2万戸、9月221.9万
戸←218.9万戸)
米・10月の鉱工業生産:前月比+0.9%(予想+1.0%、9月-1.5%←-1.3%)
米・10月の設備稼働率:79.5%(予想79.6%、9月78.9%←78.6%)
米・11月のフィラデルフィア連銀製造業業況指数:11.5(予想15.3、10月17.3)
【要人発言】
スノー米財務長官
「米国は中国に人民元改革の土台を固めさせる機会を与えるべき」
「変動相場制への移行が近い将来に実現するとは考えていない。しかしながら、中
国はいずれ変動相場制に移行し、一段の柔軟性を実現すると予想している」
「中国が行動を起こさない限り、こうした法案が議会で提案される確率が高まって
いく事に疑いの余地はない」
「上下両院が中国の行動を注意深く見守っており、中国の行動が無ければ、議員ら
は強い懸念を抱くようになる」
「中国は人民元取引バンドを拡大すると確信」
「住宅市場にバブルはない」
「高い不動産価格が下落するのは当たり前」
プール・セントルイス地区連銀総裁(投票権無)
「米経済は100%雇用に近い」
「連銀は雇用の上昇に伴いインフレに警戒が必要」
「インフレ圧力には警戒が必要」
「もし指数が更なる引き締めを要するものであれば、連銀は引き締めを行うであろ
う」
「中国はエネルギー使用の1/3に対して責任がある」
「原油価格は永遠に高水準で推移するであろう」
「エネルギー価格の上昇がインフレ予想に与える影響は少ない」
「インフレ予想は抑制された状態が続いている」
「市場は連銀を信頼している」
「連銀のメンバーはインフレと戦う事に一致団結している」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
ドル・円 118.67 119.08 118.47 118.83
ユーロ・ドル 1.1654 1.1763 1.1643 1.1749
ユーロ・円 138.66 139.68 138.52 139.63
ドル・スイス 1.3235 1.3286 1.3158 1.317
ポンド・ドル 1.7189 1.7226 1.7159 1.7192
株式市場:
NYダウ 10677.00 10727.67 10665.55 10720.22
ナスダック 2196.60 2220.46 2194.66 2220.46
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.663 4.650
米国債10年物 4.471 4.465
先物市場:
NY金先物 483.0 487.8 480.5 486.9
NY原油先物 58.45 58.50 56.20 56.34
シカゴ日経平均先物 14450 14520 14430 14510
(フィスコ) - 11月18日7時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051118-00000002-fis-brf