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「為替」 ドル・円連日で年初来高値更新119.58円、海外資本の流入続く/ニューヨーク外国為替市場概況
「ドル・円連日で年初来高値更新119.58円、海外資本の流入続く」ニューヨーク概
況 2005年11月17日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:32JST 「ドル・円連日で年初来高値更新119.58円、海外資本の流入続く」
【ロンドン市場概況】
16日のロンドン外為市場では、イギリス10月の失業申請者数の増加や英中銀の四
半期インフレ報告の発表を受けてポンドが売られたのをきっかけに、全般的にドル
買い状態になり、ドル・円は119円50銭を上抜けた。ポンド・ドルは1.7362ドルから
1.7242ドルまで下落、ユーロ・ドルは1.1731ドルから1.1673ドルまで下落、ドル・
スイスは1.3169フランから1.3252フランまで上昇した。ドル・円は119円07銭から
119円50銭のオプショントリガーをこなして119円58銭まで上昇し、連日で年初来高
値を更新。ユーロ・円は139円61銭から139円80銭のストップロスをつけて139円85銭
まで上昇後、139円46銭に反落した。
【経済指標】
英・10月の失業率:2.8%(予想2.8%、9月2.8%)
英・10月の失業申請者数:前月比+12100人(予想+5000人、9月+10700人←+8200人)
ユーロ圏・10月の消費者物価指数:前年比+2.5%(予想+2.5%、9月+2.6%)
【要人発言】
仏中銀10月企業調査
「第4四半期の仏GDPは前期比+0.5%の見通し」
「10月の企業景況感指数は102(9月101)」
「今後数カ月の企業活動の見通しは、全業種で改善傾向にある」
英中銀の四半期インフレ報告
「英CPI、2年以内に目標の2%を達成する見通し」
「英GDPは短期的に潜在成長率下回った後勢いを回復し、その後若干減速へ」
「8月時点よりインフレ見通しは若干低めだが、リスクは均衡」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:119円37銭、ユーロ・ドル:1.1688ドル、ユーロ・円:139円48銭、ポン
ド・ドル:1.7258ドル、ドル・スイス:1.3235フラン
【ニューヨーク市場概況】
16日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は9月の対米証券投資の買い越し額が過
去最高を記録した事から119円53銭まで上昇したものの、ロンドン時間につけた年初
来高値119円58銭手前の戻り売りをこなせずに下落に転じた。米債券利回りの低下や
2年半ぶりの低水準となった住宅市場指数を受けて118円88銭まで下落し、119円15銭
前後で引けた。
ユーロ・ドルは1.1700ドルから1.1646ドルまで下落後、米金利の低下に伴い1.1670
ドル前後まで反発して取引を終えた。ユーロ・円は139円54銭から138円90銭まで下
落した。ポンド・ドルは1.7260ドルから1.7138ドルまで下落した。ドル・スイスは
1.3221フランから1.3286フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は上昇。本日発表予定の原油在庫が6週連続で増加するとの観測を受けて約
4ヶ月ぶりの安値水準まで下落したものの、予想外に在庫が減少していた事から買い
戻しが強まり、指標発表後は堅調に推移した。市場では価格上昇に伴う原油需要の
鈍化観測が強く、米北東部で温暖な気候が続いていた事もあり、前週の原油在庫の
減少はサプライズとなった。NYMEX原油先物価格(12月限)は時間外取引で56.70ド
ルまで下落後に戻り基調を強め57.88ドル(前日比1.5%高)で取引を終えた。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は、ロンドン市場で119円50銭のバリアーを行使、2003年8月
以来の高値を更新して119円58銭まで上昇するが、その後米金利低下に伴い、利食い
売りの動きが強まり118円台後半に反落している。この動きを受けたオプション市場
では調整色が強く、変動率は1ヶ月物8.000%から7.950%、2ヶ月物は7.900%から
7.850%へそれぞれ低下、3ヶ月物は7.975%から8.075%へ上昇、6ヶ月物は
8.125%、1年物は8.250%でそれぞれ昨日と同水準となっている。
市場は120円超えの上昇にはまだ確信が持てないようでリスクリバーサルでは動意乏
しく、25デルタ円コール・ドルプット、1ヶ月物は+0.25%、3ヶ月物は+0.40%、6ヶ
月物は+0.525%で昨日と同水準となっている。
【株式市場】
NY株式相場はまちまち。一部企業の決算が好感される一方で、10月の消費者物価指
数が予想を上回る上昇となったほか、週次原油在庫が予想に反して減少となり原油
価格が上昇したことが上値を抑える要因となり、終日小動きの展開となった。セク
ター別では、エネルギーや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で、自動車・
自動車部品や消費者サービスが下落。タイコ(TYC)やタルボット(TLB)が予想を上回
る決算を発表して上昇。アパレルのアバクロンビー&フィッチ(ANF)も業績予想を上
方修正して買われた。住宅メーカーのDRホートン(DRI)は、2006年の業績予想を上方
修正したものの売りに押された。ダウ構成銘柄では、GM(GM)が破綻したデルファイ
の従業員がストライキを検討しているとの報道で5.8%安と18年ぶり安値を付けた。
またアメリカンエキスプレス(AXP)は、現在のアナリスト予想は楽観的過ぎるとの見
方を示して下落。結局ダウは11.68ドル安の10674.76、ナスダックは1.19ポイント高
の2187.93で取引を終了した。10月の破産法改正に伴う駆け込み的申請により破産申
請が急増したことがアメリカンエキスプレスの業績に影響を与えている模様。
【経済指標】
米・10月の消費者物価指数(CPI):前月比+0.2%(予想±0%、9月+1.2%)
米・10月のコアCPI(食品&エネルギー除く):前月比+0.2%(予想+0.2%、9月
+0.1%)
米・9月の企業在庫:前月比+0.5%(予想+0.3%、8月+0.5%)
米・9月の対米証券投資状況:1019億ドル買い越し(予想725億ドル買い越し、8月
890億ドル←913億ドルの買い越し)
11月の全米ホームビルダー協会住宅市場指数:60(予想66)、約2年半ぶりの低水準
米週次の原油在庫統計:
原油在庫:前週比-216万バレル(予想+200万バレル、前回+442万バレル)
ガソリン在庫:同比-95万バレル(予想+160万バレル、前回+422万バレル)
蒸留油在庫:同比+253万バレル(予想+45万バレル、前回-8万バレル)
【要人発言】
米上院銀行委員会
「バーナンキ氏を次期米FRB議長候補として承認」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
ドル・円 119.17 119.58 118.88 119.19
ユーロ・ドル 1.1713 1.1731 1.1646 1.167
ユーロ・円 139.71 139.85 138.90 139.08
ドル・スイス 1.3180 1.3286 1.3169 1.3255
ポンド・ドル 1.7351 1.7362 1.7138 1.7165
株式市場:
NYダウ 10683.03 10712.22 10652.27 10674.76
ナスダック 2189.59 2191.19 2176.54 2187.93
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.746 4.664
米国債10年物 4.557 4.473
先物市場:
NY金先物 473.7 479.4 473.5 479.1
NY原油先物 56.90 58.25 56.75 57.88
シカゴ日経平均先物 14210 14215 14155 14205
(フィスコ) - 11月17日7時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051117-00000002-fis-brf