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首相、量的緩和解除「現段階では尚早」
小泉純一郎首相は14日、日銀の量的金融緩和政策の解除時期について「まだ早いんじゃないですか」と述べ、現在の経済情勢では解除すべきではないとの見解を示した。そのうえで解除の条件について「物価が(前年比で)ゼロ以上ないとね。まだデフレ状況だ」と指摘した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
日銀は消費者物価が前年比で安定的にプラスに転じるまで量的緩和を続けるとの方針を打ち出しており、首相は物価下落が続いている現段階での解除は時期尚早と判断したとみられる。
与党の一部に見直し論が出ている日銀の独立性については「日銀が判断すること。全体の政策は政治が考えること。両方ある」と述べ、政府・日銀の今後のあり方について明言を避けた。
日銀の福井俊彦総裁は来年中に消費者物価が前年比で上昇に転じるとの見通しから、今後の量的金融緩和解除に前向きな姿勢を示している。これに対し、自民党では中川秀直政調会長が強くけん制しており、政府・与党の一部と日銀の間で綱引きが始まっている。 (21:44)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051114AT1E1401H14112005.html