★阿修羅♪ > 国家破産43 > 388.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://ch.kitaguni.tv/u/5238/%bc%d2%b2%f1/0000288604.html
景気の回復がさかんに強調される。企業の利益・個人消費の伸びが好調、GDPは4期連続でプラスとか。私が感じる身近な所の景気は好調とは言えない。
私の勤務先(クリニック)が入っている大手スーパー。そこで働く知人が話していた。
「経営者が変わり、店長が変わり、その度に方針が変わり、私たちはそのたびにふり廻されている。お客さんの事が一番分かるのは私たちなのに。下で働く人(多くはパート・アルバイト)は馬車馬のように働かされ、時にはいじめのような仕打ちにひたすら耐え、それでもこの年で新しい職場は見つからないから我慢してる。
今度40歳以上の希望退職者(正社員)の募集があったんだけどさ、この仕事、辞めたら次が無いから希望者なんていなかったらしい。そしたらマネージャーに一人一人呼ばれて、時にはこんな棒で机をバンバン叩かれながら『能無し』呼ばわりされて、最後には根負けして、辞めるって・・・
長く働いたAさん、Bさん、Cさんもみんな辞めていく。辞めさせられていく。嫌な職場になったよ」
彼女はそれほど愚痴を言う人ではなかった。今回はよほど腹に据えかねたらしい。他の従業員も、めまいや不眠、倦怠感を訴える人が多い。その人たちがそろって「仕事のストレスです」と口にする。
郊外に大手中央資本のスーパーがいくつか出店準備をしている。
人口が増えているわけではない。景気が良いわけでもない。既存の店舗の客が進出店に持っていかれるだけである。
地元の人は便利になっていいというけれど、中央資本の企業は地元の銀行にたくさんのお金を入れてはくれない。利益の多くは大手銀行に預けられてしまう。中央資本の後ろには外資の陰もちらつく。
地方はこうやってわずかな富も吸い上げられ、痩せていく。
優秀な人間は都会に出て行った。地方分権というけれど、人が少なく、人材も不足している地方では、発展という言葉は空虚にさえ響く。
娘の高校では、県外への就職・進学希望者は早々に決まってきているというが、県内希望者はなかなか決まらないと。高校・大学とも就職内定率は昨年よりポイントが高くなっていると報道もあるのに、我が県は他県に比較して有効求人率が格段に低い。
ここにも重苦しい閉塞感を感じている。
都市部と地方の格差はもっと開くだろう。
希望が持てないのは、地方の人間の方がおとなしい、御しやすい人間が集団で生きている気がするから。国の横暴に抗うことはこの地にいたっては、あまり期待できそうにない。地方の不景気も、国の行方も仕方ないと受け入れてしまいそうななげやりな風潮さえある。そこがだめなんだと思うのだが。
そういうわけで、我が子たちもこの地から脱出することに決めた。
投稿者:nanaya at 22:05
ライトバック
kuroneko
政府は意図的に地方の経済を疲弊させているのです。
東京に人を集め、東京の地価をつり上げる。
それが小泉政権の政策です。
関連情報
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/TEST03.HTML
投稿者: ゲスト at 2005 年 11 月 12 日 00:57:25