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商務部対外貿易司の責任者梁樹和氏は、北京で開かれている中国石油フォーラムの席上、「現在、国際石油価格は、需給関係の正常な道を大きく逸脱している。中国の原油輸入量は世界の貿易量のわずか6%前後であり、石油価格に対する影響はきわめて限定的だ」と明らかにした。
梁樹和氏によると、金融資本の投機的売買が石油価格の暴騰を招く重要な原因となっている。去年以降、8500余りのファンドの資金8千億ドルが、さまざまな材料を利用した石油の投機的売買に使われ、投機による価格押し上げは一時1バレル15〜20ドルにも達した。
今年、中国の石油輸入の増加率は大幅に低下し、▽石油消費量(生産量+輸入量−輸出量)前年比6%増で、増加率は大幅に低下▽原油輸入量は1億3千トン、増加率は約5%で前年比30ポイントの低下▽成品油の輸入は3150万トンで17%の減少▽燃料油は2700万トンで300万トンの減少――となる見通しだ。輸入量の伸びが減速した背景には、石油価格の高騰が需要を抑制したこと、固定資産投資の増加が減速していること、電力需給の逼迫がある程度されたこと、アルコールなど代替燃料の開発が進んでいること、基数となる前年同期の実績自体が高い数値だったことなどが挙げられる。
さらに梁樹和氏は、中国は石油先物市場の設立や発展、国際ルール制定への参画により、国際石油価格の形成プロセスに中国の市場の需給関係を反映させていく考えを示した。また、地域協力を強化し、「アジア・プレミアム」(アジアの石油価格が欧米より割高である問題)に共同で対処する方針を明らかにした。(編集YS)
「人民網日本語版」11月11日
http://j.peopledaily.com.cn/2005/11/11/jp20051111_55056.html