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財務省が政府系金融機関の改革の焦点である日本政策投資銀行について、融資残高を大幅に圧縮する検討に入ったことが10日、明らかになった。貸出債権を民間に売却することが柱で、融資分野も地域再生などに限定する。ただ、政府系の機能を維持する考えが色濃く、民営化すべきだとの声もある経済財政諮問会議や与党の理解を得られるかどうか不透明だ。
財務省が作成した「改革原案」によると、政投銀が参加した協調融資やプロジェクトファイナンスの債権を民間金融機関からの要望に応じて譲渡する。譲渡債権には政投銀の債務保証を付け、融資が焦げ付いても民間銀に損失が発生しない仕組みも導入する。 (16:24)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051110AT1F1000610112005.html