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(^。^)価格の割には内容が結構充実してて情報誌としてはお買い得です。
ホームレスの仕事をつくり自立を応援する。
『ビッグイシュー』は英国で大成功し世界(24の国、50の都市・地域)に広がっている、ホームレスの人しか売り手になれない魅力的な雑誌のことです。ビッグイシューの使命はホームレスの人たちの救済(チャリティ)ではなく彼らの仕事をつくることにあります。
例えば大阪の野宿生活者の約8割は働いており、過半数の人は仕事をして自立したいと思っています。『ビッグイシュー日本版』は彼らが働くことで収入を得る機会を提供します。
具体的に、最初は一冊200円の雑誌を10冊無料で受け取り、この売り上げ2,000円を元手に、以後は定価の45%(90円)で仕入れた雑誌を販売、55%(110円)を販売者の収入とします。
http://www.bigissuejapan.com/about/system.htm
11月1日 38号の一部内容
変わりつつある刑務所のいま −企業労働者の提供、民営化光と影
ストリート エコノミックス THE BIG ISSUE JAPAN 11ページ
―石油ショック、今昔
久々の石油ショック再来か?世の中、少しそんな感じになっている。
1973年秋、原油価格が突如として4倍になった。あの時のパニック状態をご記憶の読者はどれだけおいでだろう。石油を原、燃料とする品物の値段が急騰するじゃないか、という疑心暗鬼が人々を買いだめに走らせた。
日本のトイレットペーパー騒ぎがその最たるケースだった。
トイレットペーパーが手の届かない高額商品となるかもしれない。
それどころか、店頭から消えてなくなるのではあるまいか。
その恐怖心に煽られて、巷にはトイレットペーパーを求めて東奔西方
する市民たちであふれかえる状態になった。
今のところ、トイレットペーパーの争奪戦は再燃していない。
だが、燃料のの値上がりに悲鳴を上げる野菜農家や原料代のコスト圧迫に
泣く製紙業者の話題がぼちぼちメディアを賑わすようになっている。
ここで注意すべきことがひとつある。今と昔はどう違うのか。
73年の時には、原油の供給不足が問題だった。
産油国がカルテルをつくって供給をしぼったのである。
このカルテルが今のOPECだ。
これに対して、今回の主犯は、一に中国、二にアメリカである。
いよいよ本格離陸期を迎えた中国経済が原油をがぶ飲みする。
これが原油価格を吊り上げる。
一方、金欠のアメリカが石油精製設備の増強と更新を怠ってきた。
これが石油精製の値段を押し上げる。
こうしたカラクリだからOPECを悪者にはできない。OPECが増産しても、中国は
ホッとするかもしれないが、製品価格の値上げには歯止めをかけられない。
結果は同じでも、原因が違えば、同じ療法は効かない。
二日酔いで頭痛がひどい人に風邪薬を与えても助けにならない。
中国に経済発展をやめろとはいえない。石油精製設備を一夜にしては増やせない。
今回の問題はなかなか厄介である。
○たしか、今世界最大の石油会社サウジアラビアの国営企業サウジアラムコが
世界最大の石油精製設備を建設中である。
こんなニュースが流れて、強気に精製工場を建てようとおもう企業があるだろうか?
ないとおもう。
ますます、サウジアラビア(石油中央銀行)の動向が重要視される。