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10月31日(ブルームバーグ):破たんした米先物仲介会社レフコによる損失の多くが、1997年のアジア金融危機で大きな影響を受けた企業に関与していることが、関係者の話で31日明らかになった。
匿名を条件に関係者の1人が述べたところによれば、レフコ破たんの内部調査によれば、2000年までに東南アジア地域の8社がレフコに対しおよそ3億ドル(約350億円)の負債を抱えていた。少なくともその3分の1は、マレーシアの木材会社レプコ・ホールディングスによるものだという。
レフコは今月17日に破たん手続きを申請するまで米最大の先物ブローカーだった。レフコのフィリップ・ベネット前最高経営責任者(CEO)が1998 年にまでさかのぼり負債4億3000万ドルを隠していたことが発覚しているが、レフコはその負債の原因などについては公表していない。
米商品先物取引委員会(CFTC)の取引・市場部門の責任者を務めた経歴のあるマイケル・グリーンバーガー氏は、「アジア金融危機の際、われわれは大口投資家がレフコのような貧乏くじを引く会社から逃げ出すことを懸念していた。レフコのベネット前CEOがこうした融資を隠すことで、投資家が逃げ出すことを回避しようとした可能性がある」と述べている。
レフコは11日、ベネット前CEOは自身が管理している別の組織にレフコに対する債務を隠していたと発表。売掛金のほとんどは回収できないとしている。
原題:Refco Bad Debts Started With Asian Currency Crisis, People Say(抜粋) {NXTW NSN IP829V1A74E9 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aMJ4mMPhi8cY&refer=jp_home
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
東京 笠原文彦 Fumihiko Kasahara
fkasahara@bloomberg.net Editor: Okochi
記事に関する記者への問い合わせ先:
ワシントン Otis Bilodeau bilodeau@bloomberg.net
更新日時 : 2005/10/31 21:50 JST