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(回答先: 竹中金融大臣が日本の銀行や生保を米国に売り渡そうとするのも、日本の民間資金のユーロシフトを恐れているからだ 投稿者 TORA 日時 2005 年 10 月 29 日 19:38:47)
欧州金融、日本経済回復が寄与――スペイン最大手行、新生銀上場で潤う。2004/08/31, 日経金融新聞,
【パリ=奥村茂三郎】欧州金融機関の業績に日本経済回復の恩恵が表れ始めた。新生銀行が上場したり生命保険会社の解約が一巡したりし始めたことが収益に貢献。九〇年代後半の金融危機の真っただ中で「火中のクリ」を拾ったハイリスク・ハイリターンの戦略が奏功した格好だ。
上場銀行だった旧日本長期信用銀行の破たん後に経営を引き継いだ新生銀の“再上場”で潤ったのがスペイン銀最大手のサンタンデール・セントラル・イスパノ銀行。これまで保有していた新生銀株式を十五億五千百万ユーロ(約二千七十億円)で売却、特別利益を計上したことが一―三月期の増益の要因となった。
仏保険最大手アクサの一―六月期決算も純利益が前年同期比五九〇%増の十四億四千四百万ユーロ(約千九百四十億円)と大幅な増益を記録した。増益に寄与したのが日本の生保部門。前年の三億五千百万ユーロの最終赤字から一億百万ユーロの黒字に転換した。
アクサは一九九九年十一月に旧日本団体生命保険を買収して以来、保険契約者の流出や株安・超低金利による運用難に悩まされてきたが、五年目にして日本が仏、米に次ぐ利益を上げた。
破たん後に買いたたいて株式上場後に売り払う「ハゲタカ・ファンド」とは対照的に、アクサは旧日団の救済でブランド価値の低下を食い止めるために「破たん前買収」を選んだ。旧日産生命を破たん後に買収して直後に最終利益を上げた仏アルテミスに対してアクサの「温情」は功罪が問われたが、ようやく「功」の面に日が当たった。