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□世間が分かるアイツの給与明細 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1461740/detail
世間が分かるアイツの給与明細
世の中、何が気になるって他人の給料だ。アイツはオレよりもらってるのか、コイツの会社は景気良さそうだし、とヤキモキする。そんな“悩み”に応えてくれる本が出た。ズバリ、「他人の給与明細」(東邦出版)。一流企業社員や官庁職員の給与明細を掲載し、本人のコメント(ボヤキ)もついている。それぞれの社内事情や世相を反映していて、「なるほど!」と思わず膝を打ってしまう。主だった企業の社員の支給額とコメントはこうだ。
■りそな銀行(37) 35万円。「03年の実質国有化以降、年収600万円超が3割カットされ、今ではボーナスもない。諸手当も減らされ、手取りはたった18万円」
■NEC(51) 55万円。「最ももらってた頃と比べて月額約10万円も減った。2年前の赤字時期に出張手当を半額にされたのも痛い。社食や売店利用代を差っ引かれると手取りは34万円しかない」
■NTT西日本(50) 30万円。「3年前の明細と比べると手取りで7万円減った。基本給は手取りで18万円。情け容赦ないリストラ攻勢に毎日が針のむしろだ」
■ソニー(32) 52万円。「基本給は他社に比べて高いかもしれないけど、仕事もハード。土日の海外出張も休日出勤扱いにならず、手当はわずか1000円しかつかない」
■日本郵政公社(35) 30万円。「公務員は安定しているから就職したのに、民営化で台無し。しかも民営化前なのに営業ノルマがきつくなってきているから大変」
■防衛庁(40) 62万円。「若いうちから金を貯めたければ自衛官がいいっていうけどその通り。官舎に住めばほとんどお金を使わないし。毎月18万円貯金してます」
■阪神電鉄(25) 28万円。「車掌という人命をあずかる仕事の割に安すぎる。JR西日本みたいに何かあれば責任追及されるのだし……」
編集した東邦出版の中林良輔氏が言う。
「逆風下の企業で働いたり、中高年のサラリーマンがいかにひどい待遇か、よく耳にしますが、実際に給与明細を手にしてそのすさまじさに驚きました。一方、防衛庁や市役所、県庁勤めの公務員もやはり、労働条件の割に高給、厚遇ですね」
給与明細はサラリーマンの実情を映す証明書だ。
【2005年10月25日掲載】
2005年10月28日10時00分