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【ニューヨーク=小山守生】米石油最大手のエクソンモービルが27日発表した2005年7〜9月期決算は純利益が前年同期比74・6%増の99億2000万ドル(約1兆1408億円)だった。
売上高は同31・9%増の1007億1700万ドル(約11兆5825億円)となり、四半期ベースで純利益と売上高がいずれも米企業として史上最高を記録した。
原油やガソリン価格の高騰によって、油田開発などの「上流部門」と、ガソリンスタンドでの小売りなどの「下流部門」がいずれも絶好調だった。
米国の一部精製施設がハリケーンの被害を受けたが、石油製品の価格上昇で、業績への影響は少なかった。
原油価格高騰によって、米国の石油会社は軒並み過去最高の高収益となっている。米議会などでは「ガソリン高で消費者が苦しんでいるのに、石油会社はもうけ過ぎだ」との声が出ており、こうした批判が一段と強まる可能性がある。
(2005年10月28日1時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20051027i316.htm