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(回答先: 中国、トヨタの第二の海外自動車生産国に [人民網日本語版] 投稿者 あっしら 日時 2005 年 10 月 27 日 00:23:31)
日本の誇る世界企業が名実ともに世界一へ−。トヨタ自動車が、来年の世界生産台数を今年の生産予想より12%増の830万台とし、グループ合計で、米ゼネラル・モータース(GM)を抜き、世界一に立つことがほぼ確実となった。その収益力で1兆円企業と称されてきたが、生産規模でも世界一となることが確実となった。だが、一方で、部品調達や貿易摩擦など、新たな“火種”を抱えることにもなりそうだ。
2006年のトヨタの増産分は約90万台。国内販売が好調なことに加え、世界各地の拠点での販売も好調。アジアに昨夏投入した低価格車「IMV」増産についても、現地生産の拡大が進んでおり、日本経済新聞によると、06年には海外生産が400万台を突破し、国内生産を上回ることになりそうな見込みだ。
これにグループのダイハツ、日野を加えると、生産台数は920万台超となり、頭打ち状態が続くGMを抜いて、世界のトップに立つ。
世界企業として、環境への取り組みをいち早く公言したトヨタは、ハイブリッドカーのプリウスを早くから導入するなど、業界のトップを走ってきた自負がある。またそれが世界各地で受け入れられてきた。
ただ、順調な拡大・成長を続ける中で、トヨタ側が抱える問題も大きい。
1つには部品の確保。トヨタが計画する90万台の増産は、資本提携している富士重工業の年間生産台数を大きく上回る。すなわち中堅自動車メーカーが1つ新たに作れるほどの増産となるわけだが、それには当然、部品増産も必要となる。現存の部品メーカーだけではまかないきれないことも考えられる。実際、アジアなどでは、需要の伸びに、供給スピードが追いつかないのが現状だ。
加えて貿易摩擦の問題も懸念される。
経団連会長も務める同社の奥田碩会長が、今年4月、GMなどの経営不振について、「GMを含め、米自動車産業を憂慮。米国の象徴的な産業なので、日本も対応を考えないといけない」と、GMなどに手を差し伸べる考えを持っているかのような発言もしていた。
米市場では、日本車のシェアが04年に初めて3割を突破した。貿易摩擦再燃を避けるため、現地生産について、現地で雇用機会を与えているが、これは摩擦の可能性を事前に摘んでおく狙いもあるとみられる。ただし、トヨタが世界一になれば、その風当たりが、一段と厳しいものになることは間違いなさそうだ。
ZAKZAK 2005/10/26
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_10/t2005102635.html