| ★阿修羅♪ > 国家破産43 > 150.html ★阿修羅♪ |
|
| Tweet |
「為替」 米政局不安や弱い消費者信頼感指数でドル軟調114.61円、原油3.5％高／ニューヨーク外国為替市場概況
「米政局不安や弱い消費者信頼感指数でドル軟調114.61円、原油3.5％高」ニューヨ
ーク概況 2005年10月26日（水曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:43JST 「米政局不安や弱い消費者信頼感指数でドル軟調114.61円、原油3.5％高」
【ロンドン市場概況】
25日のロンドン外為市場では、ドイツの10月IFO業況指数が予想を上回る上昇とな
ったことを受けてユーロ買いが先行、ユーロ・ドルは、1.1968ドルから上昇、
1.2000超えでファンド筋らの買い戻しが強まり、1.2045ドルまで上昇が進んだ。ユ
ーロ・円も138円33銭から138円98銭まで上昇した。ユーロ・ドルの上昇をきっかけ
にドル売りが全般的に優勢なり、ポンド・ドルは1.7694ドルから1.7785ドルまで上
昇、ドル・スイスは1.2898フランから1.2817フランまで下落、ドル・円は115円62銭
から115円24銭まで下落した。
【経済指標】
独・10月のIFO業況指数：98.7（予想96.1、9月96.0）
【要人発言】
バーナンキ米CEA委員長（10/18英紙インタビュー）
「インフレは、主としてエネルギーと一部の原材料にみられる」
「インフレ、より広範なインフレやインフレ期待には波及しないと予想」
「米国の財政・金融政策は依然緩和的」
「FRBは引き続き警戒続け、インフレをエネルギー部門に抑えると確信」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：115円49円、ユーロ・ドル：1.2031ドル、ユーロ・円：138円89銭、ポン
ド・ドル：1.7775ドル、ドル・スイス：1.2874フラン
【ニューヨーク市場概況】
25日のニューヨーク外為市場では、ドル・円はNYタイムズが米中央情報局（CIA）工
作員名漏洩事件でチェイニー米副大統領の関与の可能性を指摘した事から米マクロ
ファンド筋などのドル売りが強まり115円52銭から115円15銭まで下落し、予想外に
低下した10月の消費者信頼感指数がドル売りに拍車をかける事で114円61銭まで一段
安となった。午後に米債利回りが急伸した事から下げ渋り、115円05銭前後まで戻し
て引けた。
ユーロ・ドルはウェーバー独連銀総裁のタカ派的発言を受けたユーロ圏利上げ観測
やパリクラブからドイツへのナイジェリア債務返済ニュースで1.2015ドルから
1.2118ドルまで上昇した。米企業レパトリ絡みの戻り売りが上値を抑えて1.2105ド
ル前後で引けた。ユーロ・円はユーロ債償還絡みの売りに押されて138円67銭まで弱
含んだ後、ユーロ高の流れを受けて139円29銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.7752
ドルから1.7868ドルまで上昇した。ドル・スイスは1.2852フランから1.2745フラン
まで下落した。
【原油市場】
原油相場は6日ぶりに反発。先週末から米北東部の大部分において気候が大きく低下
している事からヒーティングオイルに対する需要増加観測が強まるものの、ヒーテ
ィングオイルを含む蒸留油の在庫は大型ハリケーン被害を受けた製油所の生産停滞
などの影響から例年を上回るペースで減少しており、供給懸念の強まりを受けて買
いが先行した。また、本日相場の大幅反発は「60ドルの価格節目を完全に割り込め
なかった事による買戻し」など、テクニカル的な要因であるとみる向きも多かっ
た。NYMEX原油先物価格（12月限）は強含み推移し、ほぼ高値62.44ドル（前日比
3.5％高）で引けた。
【オプション動向】
ドル・円スポット相場は米政局不安からドル売りが先行。また、米10月の消費者信
頼感指数の予想外の低下や次期FRB議長に任命されたバーナンキ氏が過去に巨大な米
経常赤字に言及した事などに注目したドル売りも多いようだ。ドル上昇観測の強い
市場では115円割れに神経質になっており、オプション市場では変動率が小幅上昇。
1ヶ月物は7.900％から8.00％へ、3ヶ月物は8.050％から8.075％、6ヶ月物は8.125％
から8.175％へそれぞれ上昇している。
115円割れを受けてリスクリバーサルでは短期での円コール買いが目立つ。25デルタ
円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.275％から+0.300％、2ヶ月物は+0.30％から
+0.35％へそれぞれ拡大。その一方で3ヶ月物は+0.40％、6ヶ月物は+0.625％とそれ
ぞれ昨日と同水準で推移している。
【株式市場】
NY株式相場は下落。前日の急上昇を受けて朝方から利益確定の売りが先行、10月の
消費者信頼感指数が85ポイントと予想に反して低下した事から下げ幅が拡大した。
ただ、引けにかけてはやや値を戻す展開となった。セクター別では、エネルギーや
電気通信サービスが上昇する一方で、小売りや半導体・同製造装置が軟調。米テキ
サス・インスツルメンツ（TXN）は概ね良好な決算を発表したが、今期の売上予想に
慎重な見方を示した事が嫌気されて大幅下落。また防衛関連のノースロップグラマ
ン（NOC）はハリケーンの影響などで対前年比で利益が減少した事から弱含んだ。ケ
ーブルテレビのケーブルビジョン（CVC）は、大株主のドラン家が株式非公開化の提
案を撤回し、30億ドルの配当支払いを要求したことで急落した。ダウ構成銘柄で
は、デュポン（DD）が決算発表と同時に50億ドル規模の自社株買いを発表して上
昇。結局ダウは7.13ドル安の10377.87、ナスダックは6.38ポイント安の2109.45で取
引を終了した。マーケット終了後にアマゾン（AMZN）が発表した決算は訴訟費用や
値引きが響き、前年同期比で減益。アナリストの事前予想を下回ったことから、時
間外取引で下落して取引されている。
【経済指標】
カナダ・9月のコア消費者物価指数：前年比+1.7％（予想+1.7％、8月+1.7％）
米・10月の消費者信頼感指数：85.0（予想88.1、9月87.5←86.6）
米・10月のリッチモンド連銀業況指数：12（予想5、9月8）
米・9月の中古住宅販売件数：728万戸、前月比横ばい（予想720万戸、8月728万戸←
729万戸）
【要人発言】
ウェーバー・ドイツ連銀総裁
「価格上方リスクは著しく上昇している」
「第2次的影響の兆候は今のところ見られず」
「現状はかなり警戒が必要」
「2006年以前にインフレは2％以下とならず」
「2005年度後半のユーロ圏の経済成長は加速」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 115.60 115.65 114.61 115.03
ユーロ・ドル 1.1969 1.2118 1.1968 1.2106
ユーロ・円 138.33 139.29 138.33 139.25
ドル・スイス 1.2899 1.2899 1.2745 1.2766
ポンド・ドル 1.7696 1.7868 1.7691 1.7845
株式市場：
NYダウ 10383.88 10411.65 10316.88 10377.87
ナスダック 2108.87 2116.42 2094.79 2109.45
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.661 4.736
米国債10年物 4.442 4.532
先物市場：
NY金先物 469.2 475.8 468.9 474.7
NY原油先物 61.05 62.55 60.90 62.44
シカゴ日経平均先物 13295 13295 13230 13290
（フィスコ） - 10月26日6時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051026-00000002-fis-brf
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。