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様々な思想を構築してきた、長い歴史の中で、materialism、あるいは、physicalism は、dualism (体と心の2元がある)と、対比されて、議論されてきました。
アメリカ心理学の生みの親は、19世紀に、”心理は、脳における物理的な変化によって説明すべきだ”、と述べています。そして、いずれは、心理も、ビルディングブロックを使って、建物を構築するように、何らかの構成要素から構成できる事を、示せるだろうと。キリスト教の世界で、かく述べるのは、大変なことだったと思います。
その後も、materialism と dualism は、論争を続けてきました。しかし、哲学においても、心理学においても、おおよそ、dualism によっては、人間の心理、認知活動を説明できないという見解に、到達しています。しかし、materialism に基いても、人間の心理、認知を、科学的に、説明できてはいません。
コンピュータの世界では、所謂、AI(人口知能)が、認知について、解明を試みましたが、1度、敗北しました。1970年代、1980年代のことでした。
再度、挑戦しようと言う人々が、そろそろ、あらわれそうでは、あります。
かくして、唯物論は、マルクスの専売ではありません。