★阿修羅♪ > 議論22 > 789.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: Re: 会社をESOP&OBM 仕様にするには。 投稿者 yu-min-yu 日時 2006 年 2 月 18 日 00:33:10)
yu-min-yuさん、こんにちは。回答しなければと焦ることなく仕事に励んで下さい。
さて、yu-min-yuさんが他のスレッドでも触れていることとも少し関連しますが、私がESOP&OBMを重要視しているのは人間の自立性(隷属状態からの解放)の分岐点を成すものだと考えているからです。自由とは人間が生存の自在性を担保していくことであり、所属する集団(社会)が如何にそれを可能にする条件を用意できるかが今日的・政治的テーマに外ならぬでしょう。
資本主義体制は最小公倍数の生存の自在性を創出しようとする個々のエネルギーによって、社会主義体制は最大公約数の自在性を確保しようとする集団のエネルギーによって運行されるものと捉えています。そして、個々のエネルギーを集約した運動体の中間形態がAssociation(協同体)であり、それが集団のエネルギーへ結実しより広汎に連合体へと発展していくのが理想的であると想っています。それはまた隷属状態から自立に至る人間性の回復の過程でもありますし、かかるAssociationを生成していく主体としてのAssociatesの形成は重要なポイントになります。Associatesとは生存の自在性を担保していくための協同体を領有(個別的所有に基づく占有)し、かつ協働する同志を意味します。ESOPは領有を基盤にする生産関係を実現するための要件であり、OBMはより有効な協働関係を齎すための生産様式と謂ってもよいでしょう。
そこで、唐突ではありますが、こうした“自由”の捉え方や領有を基盤にする生産関係やOBMを基軸する生産様式について、現時点でのyu-min-yuさんの率直な印象や意見を伺いたいのですが、如何でしょうか。(例えば、私には生存の自在性を担保していくことが自由の意味であるとの考えになかなか到達し得ない日本人に特有とも想える意識構造が不思議でならないのですが、その原因は何か、私の方からはそんなことをyu-min-yuさんに尋ねてみたいと思っていました。)
また、会いましょう。