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【要・分析・検討】宮台 真司 (著), 神保 哲生 (著) アメリカン・ディストピア―21世紀の戦争とジャーナリズム
http://www.asyura2.com/0510/dispute22/msg/715.html
投稿者 乃依 日時 2006 年 2 月 01 日 14:04:38: YTmYN2QYOSlOI
 

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4393332237/
より、書籍情報の引用です。
この議論を参考に、考えていきませんか。
近く、私の方からも、批評文を出させていただきたいと考えています。

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神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド2 アメリカン・ディストピア―21世紀の戦争とジャーナリズム 神保・宮台激トーク・オン・デマンド (2)
宮台 真司 (著), 神保 哲生 (著)

価格: ¥1,680 (税込)

エディション: 単行本


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書籍データ
単行本: 309 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 春秋社 ; ISBN: 4393332237 ; (2003/09)
おすすめ度: カスタマーレビュー数: 2 レビューを書く

Amazon.co.jp 売上ランキング: 本で76,835位

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レビュー

内容(「MARC」データベースより)
イラク戦争で露呈した世界最強国家アメリカの病理と、翻弄される世界の悲惨にどう立ち向かうのか。日本が陥った思考停止の壁を打ち破り、針路を示す。インターネット配信「マル激トーク・オン・デマンド」を単行本化。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮台 真司
1959年、仙台市生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。東京大学教養学部助手、東京外国語大学講師を経て、現在、東京都立大学人文学部社会学科助教授。社会学博士

神保 哲生
... 続きを読む


目次

戦争のリアリズム(アメリカの大義のまぼろし
アメリカの傲慢 ほか)
アメリカ「帝国」の野望(政策転換を狙っていたブッシュ政権
ブッシュ・シニアとジュニアの違い ほか)
ジャーナリズムの憂鬱(戦争報道の幻想
日本のメディアに欠けているもの ほか)
思考停止する日本(どうしようもない日本
日米関係のねじれた戦後史 ほか)


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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

評価4 ネオコン批判を通じて日本の今後を考える, 2003/12/31
レビュアー: びんごばんご - 自分が書き込んだレビューをすべて見る

ディズニーランドやマトリックス的仮想現実を比喩にして、ネオコン的世界は文化的多元主義的で不可視のアーキテクチャーに支えられていると宮台は説明する。だが、ネオコン的世界には自発的服従の動機付けを担保する最終的な契機、すなわち正統性が欠けているという批判は、「いままで聞いたネオコン批判のなかでは、一番複雑です」と神保が指摘するようにどうにも分かり難い。

ところが、ローレンス・レッシグの『コモンズ』が紹介される第3章で、宮台がネオコン的世界観の何を批判しているのかが見えてくる。

情報システムに見られるように多層レイヤーを持つシステムでは、下層レイヤーのアーキテクチャーを設計できる者が上層レイヤーにおける人々の行動を制約し方向付けることができる。万人が下層レイヤーのアーキテクチャーに通暁することは不可能だが、アーキテクチャーへのアクセシビリティを保証しようとレッシグは提案している。

つまり、アメリカン・ウェイ・オブ・ライフをだれもが享受したがっているという表層だけを見ても、ネオコン的世界の欠陥は見えてこない。アメリカン・ウェイ・オブ・ライフを支える下層レイヤーのアーキテクチャーがどうなっているのかを知る権利が保証されていなければ、そして、そのアーキテクチャーを批判したり、代替的な選択肢を提案したりすることができなければ、ネオコンの思うがままに操られる操り人形として生きていく他に道はない。思考停止してディズニーランドで戯れ続けるしかないのか? ディズニーランドを拒否する人々にはいったい何ができるのか?

終章では、日米関係を軸にして戦後日本の政治史、思想史が語られる。それはもちろん、日本の深層にあるアーキテクチャーを伝えようとする宮台の試みに他ならない。「必要なのは離脱ではなく操縦」だ。


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38 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

評価5 アメリカディストピアという現実とメディアコントロール, 2003/10/18
レビュアー: ペトロニウス - 自分が書き込んだレビューをすべて見る


メディアは図式の単純化と大衆におもねりが一般化しているので、よほど意志を持って自分で情報収集をしないと複雑な社会の不透明さは見通せないが、そんなコストをかける余裕は競争社会を生きる僕ら普通の人々にはない。だから低コストでこのような情報を提供してくれる意思を持って行動するこのお二人のような存在は、心強い。

とはいえ、『マトリックスリローディット』ではないが、システムに取り込まれた人々が、システムの外を志向するのは困難だし、志向することは相当の暴発を意味する。その辺の具体的処方箋は、やっぱり難しいよなぁ。分析は見事だが、実践をどうするかは、まだ弱いかもねぇ。

それと、『アメリカの横暴に対して「反米」を、近代の暴走に対して「反近代」を訴えるという立場を!らない。』という宮台さんのまえがきは、賢明な立場だな、と感心した。アメリカの帝国主義的振る舞いを好きな人はよもやいないと思うが、同時にアメリカンウェイオブライフの素晴らしき生活を否定することも、いまの地球では出来ないと思う。そこでは、いかにアメリカをひいては、世界に影響を与えられる唯一のツールであるステイツを操縦する意思が必要だという意見には、すごくすごく納得した。こういうのを読むと、小林よしのりさんや右翼の単純な「反米」姿勢は、お子様に見えてしまいます。

また、よく勉強してるなー(というのは失礼か(汗))と感心した、大学でアメリカについて少し学んだけど、アメリカ社会は一筋縄ではいかない複雑さを持った人工的な社会で、その辺のことを深い知識と体験に裏づ!けされているのは、とても感心する。さすが。


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