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すでに、ここを去った某氏のサイト「海舌」より転載する。
もちろん、私は某氏の肩を持つものではないが、議論の少ない昨今、このような意見があることを紹介しつつ、また、真の改革のあり方に考えるのも、多少の意味があろう。
以下、「海舌」より転載
http://blog.kaisetsu.org/?eid=300048#sequel
小泉氏の改革の問題点
一、破壊して良いものを破壊せず、破壊してはならないものを破壊しつづけている。
(例)潰れる銀行は潰した方が良かった。日本の知的集約であった健全な中小企業が「貸し剥がし」で、強制的に倒産に追い込まれた。
二、新自由主義を「強者のためのメカニズムである」と間違って思わせる政策を実行していること。
(例)新自由主義は、別に、強者の論理ではない。社会主義、共産主義の方が、過去の歴史から見ると、体制維持的で、強者の論理だ。安直な理解しか出来ない日本の知識人の罪が大きいが、これに悪乗りする政権の罪はさらに大きい。但し、現在の中国は、完全にポスト・モダン国家へと変貌しつつある。新しい政治経済体制の脱構築を実行しつつある。
三、社会的不平等感を促進してしまったこと。
四、政府公表の数値に関して、信頼性を失いつつあること。
五、官邸の力を強くし過ぎていること。
六、決して行革は実行されていないこと。
(例)数年で5%程度の公務員の削減など、改革でもなんでもない。財政赤字は、小泉政権下で積みあがっている。市町村合併に、どんな財政上のプラス効果があったのか?郵政民営化が、改革なのか?
七、日本の株式市場は高すぎるのであり、「市場の平均価格を半減しつつ、経済成長を維持する」ことが必要だ。金融資本から、金融市場に、資金を移行させただけでは、素人に「資本の流通経路」を任せてしまい、日本の政策金融は大きく弱体化する。小さなコストで、高い価値を生み出すことが経営の基本で在る。
八、構造主義からポスト・モダン(脱構造主義)へと向かうべきである。
(例)小泉氏の年頭会見は、小泉氏が律儀な「構造主義者」であることを物語っている。
(参考)
2006.01.19 Thursday
額賀氏の動向にこそ注目する。
2006.01.13 Friday
朝日と読売の共闘で、日本に始めてポスト・モダンの軸が出来た!
2006.01.20 Friday
耐震偽造:住民補償は「国家賠償求めて支払う」との小嶋社長の主張は正論である。
2006.01.21 Saturday
ホリエモンは下流マインドのまま虚大な金を持った所に敗因がある。