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(回答先: 俺は馬鹿だ。 投稿者 BBマーク 日時 2005 年 11 月 04 日 02:26:12)
この場合の「俺」とは、BBマークさん自身に限定されるのではなく、一般的な意味での「俺」、しかも、一般的であると同時に個別化された「俺」として、つまり、それぞれの「俺」として述べられているものと受け止められます。
見当違いかもしれませんが、一応そのように受け止めた上でレスさせて頂きます。言い換えれば「俺」の一人として。
私も「俺は馬鹿だ」と思っております。其れにしては「張良」などという偉そうなHNではないかと野次を受けそうですが、それはそれこれはこれです。
以下、BBマークさんの文章から引用させて頂きます。
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・・・・俺という“お前”はいったい誰なんだ?
「俺を知ることが欲しいのか?馬鹿なんだろ?」
・・・・・。
俺もお前も馬鹿なんだから、もうやめようぜこんなこと。
「やめようということが欲しいのか?馬鹿なんだろ?」
・・・・・。
もうわかったから出て来い!
「出て来るということが欲しいのか?馬鹿なんだろ?」
・・・・・。
もうやめたやめた。
「やめるということが欲しいのか?馬鹿なんだろ?」
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以上、引用終わり。
ここに示された「俺」と「お前」の対話は、いわゆる自問自答とは違います。
近代的自我に関わる思考の端緒だと思われます。カギで囲われた「お前」の言葉は、やや悪魔的雰囲気を思わせますが、其れはさておき。
で、私の「俺は馬鹿だ」です。
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俺は一人ではない、二人だ。
そう、お前と俺の二人だ。
分裂した二人だ。
いや分裂ではない。
元々、二人なのだ。
相容れない二人だ。
なぜなら、俺は「1」でありお前は「多」なのだから。
しかし、俺もお前も同じ穴のムジナだ。
運命共同体だ。
真実から切り離された者同士だ。
もちろん、真実というものが有るとすればだが。
俺にもお前にも、其れが有るかどうかは分からない。
確かなのは、其れと俺たちとは無関係だということだ。
お前が其れを欲しがるのは自由だが、無駄なことだ。
俺たちは馬鹿なのだから。
俺たちにとって、真実は不在だ。
不在とは、無であり、空だ。
俺たちの棲家は、無であり、空だ。
だが、心配することは無い。
棲家を一歩出れば、虚構のパラダイスだ。
虚構には法則がある。
法則を知れば、自由自在だ。
馬鹿なお前は、それでも真実を求める。
自由を捨て、不可能を求める。
馬鹿な奴だ。
お前の行き着くところは、無であり空である。
その向こう側を覗く術は無い。
俺の言う事など信じないだろうが。
精々、無駄骨を折るが良い。
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