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論説における前提条件の普遍妥当性を確認することの重要性、
について説明していきたいと思います。
論説における前提条件を、論説者の価値観に依存しないようにするよう
心がけるべきなのです。
いままでに目にかけた論説の中で
前提条件の普遍妥当性が欠けていた
例を挙げると、ニートが悪い、
働かないものが悪い、
働かずマネーゲームで生きるものが悪い、
などなどがありました。
これを価値観の問題だと解釈する方がおられましたが、
実は価値観の問題ではすまされないことです。
これは論説のための「前提条件」に該当するので、
普遍妥当性を、実態調査の元で、確認せねばなりません。
実態調査の結果、「能力不足と雇用のミスマッチ」
「心神喪失」「経験不足」「学歴・学力不足」の結果、
やむを得ず「ニート」になってしまった人が多くいました。
政府は結果的に、ニーとは悪いという断定を撤回し、
支援策展開するように方向転換しました。
働かない者、に関しても、いろいろと例がありました。
働かないこと、を悪いことと認識していなかったり、
無賃金アルバイトで自己満足している場合などがあります。
ですから、こういう人たちに必要なのは、
断罪することではなく、指導することであったのです。
政府は、調査の結果を受けて方針を転回しました。
働かずマネーゲームで生きる者は、
自分の罪を認識しているようで、いま、
自己の存在価値をしきりにアピールしております。
彼らは、政府や世論の動向を注視しています。
内心では、社会からの判断を心待ちにしているのです。
実態調査によって、前提条件を論説者の価値観に依存した状態から
切り離すことができるようになります。
これを、日ごろから心がけていくべきと考えます。