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命の中には無意識的なものがある。
意識の中には命から離れたものがある。
命から離れた意識の典型は金。
金は命を奪う。
生きる為に金が必要だという事は
金は人間にとって命になってしまっているのだ。
他の生物にはこのような事は無いのでは?
金は人間の意識から生まれた。
そして人間の生を支配した。
意識 → 金 → 命の支配
こう考えると 意識 が 金 を介して 命 を支配した事が分かる。
我々にとって大事なものは 命 であり、意識や金では無い。
国の為に命を捧げる
とは
国という意識の為に命を捧げるという事だ。
これは倒錯である。
生物として倒錯しているのだ。
他の生物は地球を分割して国境を作ったりはしない。
個体として他の個体と生存競争はするが
集団を形成して集団間で争うのは
「高度な知能」を持った生物に見られる現象である。
何が高度なのか?
逆にフェティシズムに捕られられているのでは無いか?
我々は生物としての自分を再認識し、
意識の内容を批判しなくてはならない。
生物としての無意識をもっと意識に反映させねばならない。
あらゆる意識に対する批判
これこそが必要な事だ。
これこそが哲学の名に値いする。
「倒錯した生物」という病いから生還する為に。