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2005.10.26 Wednesday
もしかして、日本の知識層は「市場との対話」の意味を知らないのだろうか
Posted by Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=221428
これくらいのことは、別に、御金を貰わないと教えない、と言うものでもないので、書いてみるが、最近、本気で、日本の知識層は、「市場との対話」の意味を、「アナウンサー」の役割と同じと、取り違えている、と思うようになってきた。
「市場との対話」が唱えられる背景は、「市場絶対主義」である。
「市場」が、世界であり、宇宙である。
物理学者は、「自然と対話」する、というように、「新自由主義者」は、市場と、理知的に対話するのだ。
この理知的な対話を邪魔する要因の一つが、不透明性である。
おそらく、ケインズ主義に、どっぷり、漬かっている日本人の多くは、金融資本主義の目で、新自由主義を眺めていて、完全に、誤解している。
ケインズ主義は、金融資本という、個別に制御可能な媒体に目を向けたが、「新自由主義」は、単純に、「市場の崇高性、絶対性」を信仰しているのだ。
市場主義者にとって、金融資本も、純粋には、邪魔者である。