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「自分の死」を他者の「死」を通して「想像すること」しかできない「生」を背負っているのが人間でありますまいか。
他者の「死」は身内のものから、ロイター、共同電、オグリッシュにいたるまで様々である。
ここで、仮説ができる。自分だけは死なないのではないかと、そうした思いをこめ不老長寿をもとめて、古来東西を通じて度重なる挑戦が行われてきたが、その結果は惨憺たるものばかりだ。
では、この仮説は誤りなのだろうか。そうではない。「自分の死」を経験できない以上
「自分」は死ねないし、「死ぬ」ことすらできないのである。
歳をかさねて体が弱ってくる、死期が間近い、これは他者の観察と経験から得られるもので、実際生きている以上どうなるかは、さっぱりわからない。
「自分」の死は「想像力」のみが許容するものである。
と考えるのはおかしいだろうか・・・・。