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http://www.zakzak.co.jp/top/2005_10/t2005100621.html
立大教授殺害した長男、20年ニートだった 175センチ、110キロ超(ZAKZAK)
東京六大学野球連盟理事長で立教大法科大学院教授(64)が無職の長男(38)に刺殺された事件。長男は就労意思がない「ニート」で、20年近く、ひきこもり状態が続いていた。弁護士の母(65)とはケンカが絶えず、近所からは「やっぱり起きてしまったか」との声も…。事件は学生に慕われるエリート教授の意外な生活を明るみにした。
殺人未遂容疑で神奈川県警に逮捕された長男だが、「逮捕時、『悪い奴がいるのでおれが刺した』『妖怪が出た』と話した後は、独り言を繰り返し、調べに応じない」(捜査関係者)という。 一方で、近所の主婦は「さすがにあの夫婦の子だから、頭のいい子。無職でブラブラしていることを両親に注意されると、論理的に反論する」と証言する。
関係者によると、教授宅が新築されたのは約18年前で、当時は「長男のほかに高校生と中学生の弟2人と同居していた」(主婦)という。
隣人ですら、「18年で夫婦ともに3回ぐらいしか話したことがない。自治会や回覧板の話をすると『家を留守にするから、加入しません』といわれた」と、ほとんど近所付き合いはなかった。
「一家は十数年前、長男を残し、一時的に引っ越した。長男は1人暮らしになってもブラブラし、テレビを大音量で見ていた。そんな日々が5年ほど続き、その後、5年間は空き家になって家は荒れ放題になった。1年ほど前に大改修して、ご夫婦と長男の3人暮らしが始まった」(近所の住人)
民事訴訟法の権威として知られ、司法試験考査委員も務め、「学生にも慕われていた」(大学関係者)という教授。夫婦そろって弁護士だったが、家をリフォームしても長男は更生できなかった。
「長男は身長が175センチ、体重は110キロ以上の巨漢。髪も長く、だらしのない格好で公園でボーっとしたりしているので、不審者と間違われ、110番通報されたこともある。普段は、雨戸が閉められた1階の自室にこもっていたようだが、天気のいい日は庭であおむけになって昼寝していた。顔が真っ黒に日焼けして異様な姿でしたよ」(別の近所の主婦)
さらに、「母親とは頻繁にケンカし、物を投げる音も聞こえてきた。もう真剣勝負っていう感じでした。教授も時々激怒して、声を荒らげていましたよ。長男は腹が立つと頭の中が真っ白になり、激情するタイプ。弟2人は独立されたようで、その引け目もあったのでしょう」と、殺害の動機を推測する。
長男もここ最近は精神的に不安定だったようで、「数カ月前には、家の前に救急車がくる騒ぎがあった。太った男が救急車に乗ったから、長男だと思う」(近所の住人)と、半ば強制的に病院に収容されることもあったらしい。
ただ、「母親と笑いながら会話する声も聞こえてくることもあった。どうしても『無職で…』という話になると雲行きが怪しくなるんでしょう。よくテレビの野球中継を見て笑い声が聞こえたりもしましたよ」(前述の主婦)。無法者ながら、野球好きな面だけは父親譲りだったようだ。
ZAKZAK 2005/10/06
参考:
http://www.crn.or.jp/LIBRARY/EVENT/EVENT04/TAIDAN04.HTM
http://tmin.ac.jp/neuro/koji.html