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□「わが社のホリエモン」の取扱説明書 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1705456/detail
「わが社のホリエモン」の取扱説明書
「ライブドアの堀江貴文は逮捕されたが、わが社の“ホリエモン”は何とかならないか」――こう嘆いている読者も多いのでは?
企業内コミュニケーションやコーチングの専門家で、「なぜ、『できる人』は『できる人』を育てられないのか?」などの著書がある吉田典生氏がこう言う。
「結果さえ出せばいいという間違った成果主義が蔓延(まんえん)する中で、堀江前社長のように“稼ぐが勝ち”とばかりに、結果に向かって後先を考えずに突き進む若手社員が増えています。ほっておくと職場のチームワークを壊しかねないし、まかり間違うと結果を出すために何をするか分からないから要注意です」
そんな“ホリエモン社員”をどう扱うか。まずは“敵”を知るために、心理学博士の鈴木丈織氏に堀江貴文の心理分析をしてもらった。
「彼の価値基準は金銭のみで、真の価値より自分が理解できる範囲でしか物事を評価しようとしません。また、常に自分が“頂点”にいるというイメージや“一流”“最先端”といった評価を得ることへの執着が強い。そのため結果しか目に入らず、プロセスや手段は軽視する。さらに、自分に都合のよい情報は無条件で信用し、一度信じた内容が後で虚偽だったと分かっても、自分の判断ミスや負けを認めません。その結果、周囲から見れば明らかに軌道修正が必要な場面でも、自分の判断ややり方を変えようとしなかったり、些細(ささい)な事象にこだわって大事を見逃したりします。
行動に関しては、自分は重要な人物で重要な仕事をしているという幻想ゆえに多忙を好む。他人の注目や関心を得るために、行動さえしていれば愚行でも奇行でも自己満足や充実感を感じるタイプです」
逮捕された本家・堀江ほど強力・強烈ではないが、プチ・ホリエモンとして思い当たる部下や後輩が1人や2人はいるはずだ。そんな“ホリエモン社員”の扱い方を、吉田氏に具体的にアドバイスしてもらおう。
●常識や人情は通じないと覚悟しろ
「社会人ならこのくらいの常識は知っているだろうと思っていると大間違い。また、他人の感情や機微といった目に見えないものには関心がない。そのため取引相手を傷つけたり、会社が世間から指弾される結果になりかねません。仕事を進める上での方法やルールを言葉にして常に共有しておくことが大切です」
●指示する時は期限や権限を明確に
「早く結果を出そうとするあまり拙速に事を進めたり、そのポジションに与えられた権限を逸脱する傾向が強い。指示を出すときは、あらかじめ期限や権限を明確に伝えておく。その場合も“君に任せられるのはここまでだ”という言い方は反発を招くだけ。“君だからここまで任せるんだ”と言うと、自分の価値が認められたと喜びます」
●報告が途絶えたら要注意
「頑張っているようだが報告がなかなか上がってこないときは、越権行為など、おかしなことをやっている危険信号です。できるだけ早く危険信号に気づくために、日ごろから何げないコミュニケーションを頻繁に持っておくことが大切です」
●注意する時はシンプルかつストレートに
「問題点や間違いを注意しなければならないときに、回りくどい言い方やオドオドしているとバカにされます。“それは認められない”“すぐにストップしろ”とはっきり言うことです」
「取り扱い注意」だが、特別扱いは禁物ということだ。
【2006年2月9日掲載】
2006年02月12日10時00分
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