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最年少で県教育委員に就任した 安里繁信さん(沖縄タイムス2004年7月)
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投稿者 片瀬テルミドール夏希 日時 2006 年 2 月 06 日 17:32:45: x0P0raHFBfKZU
 

沖縄タイムス2004年7月23日 朝刊3面

http://www.okinawatimes.co.jp/jin/20040723_2.html

最年少で県教育委員に就任した 安里繁信さん

大人がまず夢持つべき

 歴代の県教育委員としては最年少。「高卒の委員もぼくが初めてじゃないかな」と照れ笑い。

 「本業は子育て」と言い切るほど子煩悩。毎朝、長男(5)の朝食を作る。「子どものためなら死ねる。そう思えるのは自分を産んでくれた親のおかげ」。常に感謝の気持ちを忘れないのがモットーだ。

 高校を卒業した一九八八年に上京、フリーターを集めたイベント企画業を始めたが、九〇年に帰沖した。父信秀氏が経営する安信輸送サービスに入社し、五年後に常務取締役に就任。持ち前の行動力で事業を広げ、現在は総合流通商社「あんしん」など関連企業九社を束ねる「シンバネットワーク」の代表を務める。

 異色なキャリアを買われ、二十代前半に県内の高校約三十校で講演会にスピーカーとして呼ばれた。夢を持つことの大切さと同時に現実の厳しさを生徒に伝えた。生徒の服装チェックをする先生に対しても、スリッパで教壇に立つ不注意をチクリと刺すことも忘れない。

 「身近にあこがれとなる大人がいないことが子どもにとって最も不幸」。いまも講演会を終えると、参加した不登校生と話し合う。「子どもに夢を持てと語る大人がまず夢を持つべきだ」。大人の意識変革を訴える。

 企業トップと教育委員の二役を担う。「人が集うところに魂が宿る。教育も企業も同じだ。世のため人のために何か行動を起こす使命感を子どもたちに伝えたい」と意気込みを語る。

 三十四歳。趣味は三歳から始めた空手。長男と週二回、実家の空手道場でけいこに汗を流す。浦添市出身

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