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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu113.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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現在アメリカが中東でやっていることを見て、思い起こす
のは、 江戸幕府が崩壊するときの第二次長州征伐だ
2006年2月6日 月曜日
◆アメリカ合衆国衰亡史 - 燃える水を求めて(@w荒
http://ch.kitaguni.tv/u/310/0000178382.html
ヲレが現在アメリカが中東でやっていることを
見て思い起こすのは、
江戸幕府が崩壊するときの第二次長州征伐だ(@wぷ
結論から言おう(@w荒
アメリカ合衆国の超大国としての地位は、
極めて危ういものとなっている(@wぷ
それは冷戦の時の比ではない(@w荒
アメリカ合衆国の覇権国としての
地位を保証しているのは、
1.基軸通貨たるドルの発行国としての地位
2.核戦力及び通常戦力を含めた圧倒的軍事力
3.高い経済力
だが、3は1に依存している。
労賃の高騰でアメリカの生産基地は
アジアに移っているし、
アメリカが莫大な貿易赤字+財政赤字を
垂れ流しながらその地位を維持しているのは
1のためだ。
2の軍事力も、究極的には経済力、
更には「基軸通貨発行国としての地位」に
還元される(@w荒
(これに関してひろゆきは以下のように反論した
10 :ひろゆき :05/01/28 09:41:06 ID:0W3mvgBZ ?##
1.基軸通貨たるドルの発行国としての地位
2.核戦力及び通常戦力を含めた圧倒的軍事力
3.高い経済力
このうちの2さえあれば、後はどうとでもなるというのを
イラクで証明したので、アメリカは磐石なんじゃないですか?
ヲレは
26 :東京kitty ◆a1GNWHiwwM :05/01/28 18:26:42 ID:X6PLjknf ?##
圧倒的軍事力は経済力に依存し、
それは基軸通貨発行国としての地位に依存している以上、
ドルが暴落して経済力が落ちれば
軍事力も整備できなくなるよ(@wぷ
技術が流出して他の国がそれ以上の軍事力を持つようになる(@w荒
>10
とレスを返した(@wぷ
)
「基軸通貨発行国としての地位」とは、
赤字を垂れ流してもドルを刷りまくれば、
「貿易決済通貨」として各国が「ドル」を
用いれば、つまり「ドルを買う」ことになり、
資金がアメリカに集まってくることだ(@w荒
アメリカの国家債務は、
もはや返済は不可能である。
だがあれだけの赤字を垂れ流しながら
アメリカが覇権国としての地位を保つことが
できるのは、
1.基軸通貨国としてドル刷りまくり
の他に、
2.日本がアメリカ国債を買ってくれる(@w荒
ということがある(@wぷ
日本は貿易で稼いだカネをアメリカに渡して
いるわけだ(@wぷ
それは「日米安保」によって属国化されているから
ということに尽きる(@wぷ
現在の「憲法改正」の動きにしても、
一見「アメリカの作った憲法ではなく自前の憲法を」
という国粋的な動きから行われているように見えるが、
実際のところは
どれだけアメリカへの軍事的貢献度を更に
高められるかという視点から、
「集団的自衛権」行使のための出口を
探しているにすぎない(@wぷ
日本はアメリカの属国である(@wぷ
だが、単に従属し依存しているだけではなく、
巨大な経済力から来るアメリカ国債の購入
及び先端技術のアメリカ軍への提供という
主に二つの観点からアメリカの死命を制する力を
有している(@w荒
(ヲレが首相となれば、
3秒でアメリカを滅ぼしてみせる(@wぷ
それは「アメリカ国債は買わない」
「貿易決済はユーロで」
と言えばいい(@wぷ
)
アメリカとの軍事同盟とアメリカ市場の開放によって、
日本は繁栄を享受している。
その意味で、
今現在においてアメリカの意向に反したり、
アメリカに反旗を翻す政策をとるのは
非現実的であり愚かなことだ(@wぷ
だからイラクへの自衛隊派遣は現実に即したものと
言える(@w荒
だが、問題なのは不要にアメリカの戦争に巻き込まれて
道を誤らないことだ(@wぷ
日本は明確な方針も持たないまま中国戦線を拡大し、
泥沼に落ちてしまったという苦い苦い経験を持っている
はずだが、70年も経つと歴史を忘れた馬鹿が大勢現れて
しまうものだ(@wぷ
彼らは「アングロサクソンについていけば間違いない」
「アングロサクソンの覇権は数百年続いている」
確かにこの1年や2年でアメリカへの依存をやめるのは
馬鹿げている。
だが、国際収支と人口からすると、
基軸通貨の地位はドルからユーロにシフトするのは
もはや大勢として避けられない(@w荒
「アングロサクソンの覇権は数百年続いている」
とか、「昨日もそうだったから明日も常にそうだろう」
という意見は参考にも値しない(@wぷ
アメリカが覇権国としての地位を保っているのは、
「条件」を充足しているためで、それを満たせなくなれば
「覇権国」の地位から降りる、つまり「普通の大国」に
なるということを意味する。
その条件とは
1.基軸通貨発行国としての地位
2.日本がアメリカの国債を買いつづける
ということだ(@wぷ
イラクが攻められたのは、
「石油代金はドルではなくユーロでもらう」
といったから。
サウジやイランもドルではなくユーロで貰いたがっている。
アメリカはサウジやイランにもそのうち
イチャモンつけて攻め込むよ(@wぷ
(中略)
「アメリカの国債を買わない」ことをカードとして
橋本龍太郎は通産大臣のときに使ったが、
翌日アメリカの株は大暴落しただけでなく、
橋本は反米政治家としてマークされた(@wぷ
橋本の娘は、
六本木のクラブで米兵に強姦され、
その米兵はアメリカに逃げ帰ったという。
これはCIAがやったという説が有力だ。
今でも警察の車両がときたま
そのクラブの前に止まってるよ(@wぷ
1.基軸通貨発行国としての地位
2.日本がアメリカの国債を買いつづける
このうち、2は多分続くだろう(@wぷ
だが、1は危ない。
アメリカがしゃにむに中東で大戦争を
起こそうとしているのは、
産業の中心資源でありしかも国際貿易で
もっとも大きなカネを動かす産物である
「燃える水」すなわち石油を抑えることで、
基軸通貨「ドル」の地位を守り、
EU、日本、中国の首根っこを掴もうとしているから(@wぷ
アメリカがイラク国内を完全に抑えないのは、
無論ゲリラに対応する軍事力の編成になっていないという
ことも理由だが、
もう一つの理由はイランへの戦争を行うための
環境作りだろう。
イラクはシーア派が実は多数派で、
少数派のスンニ派が支配層だった。
ところが選挙でシーア派が逆転して支配層になる。
スンニ派とシーア派の軋轢の中から
イランの介入を誘い、
「テロ勢力に味方した」と難癖をつけて
イラン攻撃、
というパターンかな(@wぷ
アメリカの皮算用は、
イラク攻略=>イラン攻略=>サウジアラビア攻略
で基軸通貨がユーロに移る流れを圧殺すると
同時に、
中国への石油をいつでも止められるようにすることだね(@wぷ
イラン、サウジを落として中東の石油を抑えることに成功したら、
アメリカはいよいよ中国封じに入るだろう(@w荒
ロシアはこのアメリカの「石油資源独占」の影響を
最も受けない国だ(@w荒
なぜなら国内で石油が出るから(@w荒
ロシアは現在中国と一見蜜月状態に見える。
近代化を急ぐ中国の最新兵器はみなロシア製だ(@w荒
だが、ロシアは中国への石油供給に制限を加えようとするだろう。
中国はロシアの潜在的脅威。
それでも「アメリカ一極支配の終わり」までは
中国と結ぶだろう(@w荒
アメリカが中国を抑えようとするのは、
中国がアメリカを超えて世界一の経済大国・軍事大国になる
可能性を持った国だからだ(@w荒
中国は発展する経済が基盤とする石油を
中東に依存している。
国内の石油資源は巨大になりつつある
中国経済を支えるにはあまりにも少ないからだ(@wぷ
ところがアメリカは中東を抑え、
この中国の死命を制することができる。
アメリカが中国を制する最大のポイントは「石油」だ。
だが、アプローチ的には下の幾つか、またはその併用を
行うだろう。
1.中台紛争への介入。
2.香港が自由を求め、中国がそれを弾圧したことを
責める。
3.チベット問題
4.新疆ウイグル自治区でのイスラム勢力の独立運動と
テロ。
5.中国東北部にいる朝鮮族の処遇
6.国内の1億人とも言われる信者を有する新興宗教法輪功の弾圧問題
現在の世界史は、
冷戦二極構造からアメリカ一極集中主義、
更にアメリカの没落による多極主義に向かって
確実に動いている(@wぷ
多極を成すのは以下の勢力だ(@w荒
アメリカ ロシア 日本 中国 EU
そして次の時代に明らかに登場するもう一つの極は
インドだ(@w荒
日本は多極構造の中で、
「他者の戦争に積極的に巻き込まれないこと」
「紛争の両当事者にカネをばら撒きモノを売りつける」
ことで繁栄を保つことができる(@w荒
現在のアメリカ一極主義の中でこの原則は
「アメリカに常に敵を供給し、日本を攻撃させない」という
形に変形が必要だろう(@wぷ
アメリカが日本を攻撃するということに
疑問を抱く者がいるかもしれないが、
バブル時期にアメリカは日本の「貿易障壁」を理由に敵国に
対するかの態度で繰り返し通商代表を送りつけ攻撃をしていた。
また上がり切った日本の株の値を下げるために
ソロモン・ブラザースを始めアメリカの証券会社は一斉に
カラ売りに走った(@wぷ
あの当時日本のGDPはアメリカの6割を超えていたので、
日本はアメリカの経済的脅威だったからだ(@wぷ
現在の多極構造の中で最も有利な位置にあるのはロシアである。
石油と武器を各国に売りまくり、
自らは「世界覇権レースの当事者」になっていない。
ヲレはエリツィンは評価してないが、
プーチンを後継者にしたことだけは評価できる。
細川以後の
日本の歴代首相の無能さを考えるとマジで羨ましい(@w荒
日本がすべきことは、
かつて日本が冷戦時代に享受していた現在のロシアの地位を
取り戻し、ロシアを再び「世界覇権レース」に追い立て、
日本は安全圏で商売に精を出しまくることだ(@w荒
(私のコメント)
アメリカの国防計画が見直しになり、アジア太平洋に軍事力をシフトしてくるようですが、目標は中東や中央アジアの石油確保が狙いだろう。しかしイラク戦争の状況を見ても長期にわたる中東支配は不可能だ。アメリカはさらにイラン攻略を目指していますが、イランは人口も国土もイラクの三倍以上ありアメリカは徴兵制を復活させないと無理だ。
そのようにしてイランを制圧してもアメリカ経済が持たなくなり、アメリカの衰退を早めるだけだ。イラク侵攻ですら軍部は40万の兵力が必要だと言っていたが、10万そこそこの兵力では最初から無理だったのだ。さらにイラクから兵を引き揚げたらイランのような反米政権が出来るだろう。
歴史的に見れはアメリカのイラク侵攻は、江戸幕府が第二次長州征伐のようなもので衰退を早めたという評価が下されるだろう。このまま軍隊をイラクに駐留させ続けても膨大な戦費がかかるし、撤退したらイラクに反米政権が出来る。フセインのいた頃のイラクよりも始末が悪い結果となるだろう。
それに対してロシアと中国が地の利を生かして中東に接近していますが、アメリカにとって中東はあまりにも遠い。インド洋には空母部隊を常駐させたくとも母港となるような海軍基地は無く、空母大部隊の整備には工業力が必要だから日本の基地まで戻らなければならない。
「アメリカ合衆国衰亡史」にも書いてあるとおり、アメリカのドル基軸通貨体制を守るためには石油を支配する事と、米国債を買い続ける国が必要な事ですが、一番米国債を買って溜め込んでいるのも日本であり、アメリカにとって軍事的にも経済的にも日本が支えているから何とか持っているのですが、90年代のアメリカのクリントン政権はそれが分かっていなかったようだ。
日本にとってはアメリカが日本を攻撃してくるとは「想定外」だったのですが、クリントン政権は通商代表を送り込んでは攻撃してきた。そして日本の代わりに中国をてこ入れしてアメリカのパートナーとしようとした。しかし中国は経済発展しても民主化は行なわずに軍事力を強化した。アメリカははじめて中国に騙された事に気がついたようだ。
日本としてはアメリカが再び日本攻撃をしてくる事を想定して戦略を建てなければならない。ブッシュ政権の後に再び親中派のクリントン政権が出来る可能性があるからだ。そのためにはロシアと中国にも軍事的に強化してもらってアメリカと対立してもらわなければならない。しかし日本は米中対立に巻き込まれないような戦略が必要だ。
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