★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ42 > 882.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
[41204] “万力”で押しつぶされた世界の中産階級
投稿者:アンナプルナ 投稿日: 02/05 Sun 21:09:50 削除
偽装国家、日本の行き着く果て? No.88【2006年2月5日】
アメリカや日本が、民主国家として徐々に弱体化し、逆にロシアや中国やインド等が、「テロとの戦争」の大儀の中でドンドン発展拡大してきている。国際金融寡頭勢力にとって、資本主義対共産主義の2極対立構造より、いまや全世界を相手にした「テロとの戦争」の方が、世界の中産階級をペンチではさむように上下から圧力をかけ弱体化させることになり、より効率的なシステムだと発見したようである。まあ、そんなわけで、ここで G ・アレン+L・エブラハム著の「インサイダー」から引用する。
(引用開始)
「これらのエリート計画者は彼らが“世界ゲーム”と呼んでいるものを訓練している。その一例は次のようなものである。すなわち、A国には住民が多すぎて、B国には住民が不足している。いかにして住民をA国からB国へと移動させることができるか。また他の例は、C国に反乱がある。その反乱をとめるため『平和』部隊をそこに送るにはどれだけの時間を要するか、というものである。
ここでは全世界的なコントロールが細部にわたって訓練される。これこそフォード、カーネギー、ロックフェラー諸財団というインサイダーたちがやっている方法である。このようなわけで、世界政府ができあがる際に偶然を信用するわけにはいかないのである。このゲームの本当の名称はジョージ・オーウェルの『1984年』である。彼らの“人道的な”ユートピアにおける絶対的なコントロールを保障するためには、人口数は、強制的不妊化ないし断種、その他の処理によって組織的に減らされるだろう。これらの計画の実現には、各国の大合同がなされるまえにまず、地域的警察の排除と市民の非武装化によって、各国の内部的コントロールが中央化される必要がある。(中略)
われわれがそこに見出すものは、『上からの圧力と下からの圧力』という共産主義的戦術である。共産主義者の歴史家ジャン・コザックは、チェコスロバキアを制圧するために利用した図式としてこれを描いている。上からの圧力はインサイダーたちによってつくられ、下からの圧力は路上の過激な暴徒によってつくられる。両者は一緒に働いて、中産階級を締め付ける巨大な“ペンチ”を形づくっている。過激なデモは、万人の生命と財産を全面的にコントロールしようとする無制約な政府をつくり出す。そしてこのデモは、このような政府をつくろうとしている少数のエリート陰謀家によって操られている。
アメリカの中産階級は、“万力”で押しつぶされて死なんとしている。下からの圧力については、『民主主義社会のための学生』(CFR“外交問題評議会”に近い組織)、ブラック・パンサー、イッピーズ、青年社会主義者同盟がその責任を持っている。これらの集団は、もしアメリカを『変え』なければ、われわれはアメリカを失うだろうと喧伝している。ひんぱんに聞こえてくるこの『変える』というひとつの言葉で、これらの集団は社会主義のことを言おうとしているのである。
これらの集団の全会員は、エスタブリッシュメントに対して戦うという確信を持っている。しかし実際のところ、彼らはエスタブリッシュメントの不可欠な同盟者なのである。これらの過激派は、素朴にも社会主義は人民を考慮に入れていると信じている。しかし、いっさいの財産や福祉は、少数のインサイダー集団によってコントロールされるのが事実である。このようなわけで、刑事上の訴追を受けたり拘留されずに、これらの小レーニンや小トロッキーたちはいろいろと行動できるのである。(中略)
彼ら過激派の大半は、貧困と戦うおもだった財団、もしくは政府から広範な援助を受けているのである。インサイダーたちは、これらの集団の社会主義に対する要求を支持している。過激派は、その活動を通して、つまりもともと打倒しようと思っているものに奉仕しているわけである。『マルクスの後継者は片足を銀行の中に、他の片足を社会主義運動の中に突っ込んでいる』というバクーニンの訴えを思い出してみよう。(中略)
社会主義が抑圧された大衆の運動ではなく、エリート集団の権力追及に起源していることを、これ以上立派に証明することはできないであろう。その腕はこのゲームにおいて単なる形式にすぎない。世論形成者たちが『提携』のスポンサーを隠しているので、世論がこのことに何も気がついていないのは至極もっともなことであるから、エスタブリッシュメントのゲームが社会主義であることを知っている人だけが、眼前に展開されるものの真実の意味を知るのである]
====
(貼り付け終了)
つまり私たちには、あまりにも世の中で起きる出来事を、偶然というか、表面的に捉えてしまう習性がついてしまっている。表面的には人類愛に満ちた平和主義を装いながら、この地球上の現実世界に於いては、効率主義を中心にすえた欲望と拝金主義で、意図的にコントロールされているのである。
パレスチナ紛争の拡大がイスラエルにプラスにならないと気づいた前首相シャロンが、何故かタイミングよくこの世を去り、頑固に唱え続けるブッシュの「中東民主化戦略」によって、テロ組織のハマスが予想通り圧勝する流れとなる「カラクリ」の裏には、果たして、いったい何が隠されているのだろうか。
http://www.chibalab.com/news_otoshiana/documents/060205.htm
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ42掲示板