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日本 聖母と聖櫃に囲まれてピッツァ、カルボナーラ(伊コリエレ紙)
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投稿者 kamenoko 日時 2006 年 2 月 01 日 02:41:32: pabqsWuV.mDlg
 

日本 聖母と聖櫃に囲まれてピッツァ、カルボナーラ(コリエレ紙)

 MIX音楽、聖十字のTシャツを来たパンクの給仕
 フュージョン音楽と欧州各国から集めた聖具で装飾された
 Christon Cafè が日本で人気

東京発 -東京では教会で食事をする。 クリストン カフェという名の
日本のレストランチェーンがそれだ。 大阪に1店舗、首都東京の
エスニックな街 新宿と渋谷にそれぞれ1店舗ずつ。 聖櫃、解告室、
聖人像、聖母が飾られた店内は教会のようだ。 いやむしろ、それらは
装飾品なのである。

 祭壇と祭壇掛け

「どれも本物です。イタリア、スペイン、フランス、ギリシャ、トルコを
旅行しながら集めたものです」 クリストンカフェ新宿店の経営者 ミチル
ヤマモト氏は、欧州贔屓のようだ。 祭壇掛けが拝めるレストランの入り口
には聖遺物箱。 その先の聖フランチェスコ像の庇護の下に廊下を進むと
この世のパラダイス、ルルドのマドンナがいるではないか・・・否、入り口に
貼られたポスターのイメージガールだった。 内部には祭壇とキリスト像。
不本意ながら顧客を’庇護’している。 残りはストラスと十字架が揺れる
ゴシック調のシャンデリア、緋色のベルベット、軟らかいソファ、聖十字の
Tシャツを着たパンクの給仕。

 「教会? 遊園地みたいでしょ」

「ヨーロッパの教会に入ると(*魅力に)圧倒されちゃう。 ルナパーク
(*移動遊園地 夜間が盛り上がる)やディズニーランドに来たみたいに。
ここってそういう場所なの」 と食事中の若い女性。 
このレストランが人気で、しばしば満席になる理由のひとつがおそらく
これだろう。 「お客様のほとんどが若い女性ですが、カップルもよく
いらっしゃいます」 前出ヤマモト氏。 「年中無休で朝5時まで営業
しています。混雑する時間帯はご予約を頂いた方がいいですね。
週末のお客さんは奇抜な方が多い。 この近くに丸井ヤング館があるし、
オリジナルのテーマを目にすることも珍しくありません」。
定義のつけ難い聖界と俗界の過度な融合は、疑いもなくこの場所に
似合っている。

 カルボナーラ風リゾット

「クリストンカフェは喫茶店でもレストランでもありません。 その中間に
ある何かですね」 前出ヤマモト氏。 メニューは日本料理、アジア-タイ料理、
イタリア料理の中間に位置するものだ。 ライスケーキクリストンスタイル、
半熟卵のせフライピッツァ。 ここでお目にかかれる食の錬金術。そして
シャンパン:桃味、ミックスフルーツ味、その他の傍系風味。 ここには
ワインの味がするワインがない。 しかしここでは終わらない。 方程式を
用いると、料理がフュージョンならBGMもフュージョンでなければならない。
ヒップ・ホップのヴィヴァルディに、エコ・テクノのショパン。
「CDはここ用に製作されたものです」 ウェイター氏が恭しく説明してくれた。

 価格

予測どおり、数々の奇妙な物の後にようやく普通の物が現れた。 価格がそれ
である。 フルコースのディナーで一人当たり20-30ユーロ。 料理は美味しく、
ボリュームたっぷりだった。 インターネット経由で予約をすれば割引もある。

Stefania Viti
30 gennaio 2006

リンク先記事に写真あり
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Esteri/2006/01_Gennaio/30/tokyo.shtml

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