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2006年01月14日
http://rate.livedoor.biz/archives/50157229.html
女性の“デリケートな部分”から汚れや雑菌を取り除いて、清潔を保つのに効果があるとして、日本でも近年、使い捨てビデが売り上げを伸ばしているようである。ウォッシュレットにもビデ機能が付いており、実質的に一般家庭におけるビデの普及率は欧米並みになったといえるだろう。
ビデで洗うことで避妊効果が得られると信じている女性はさすがに少ないと思われるが、病気の感染防止に役立つと信じている女性は少なくないかもしれない。しかし、それは迷信だそうだ。逆に洗いすぎは、デリケートな膣内壁を傷つけることになり、HIVやその他のSTDへの感染リスクが高まるという。
ワシントン大学国際AIDS研究訓練プログラムの研究チームがケニアで10年間にわたって実施した調査の結果をInternational Aids SocietyのAidsジャーナルに発表している。ケニア国内の各地域で1000人以上のプロ女性を対象に面談と診断を行い、膣洗浄とHIV感染の相関を調べた。
その結果、膣洗浄が習慣化しているプロ女性は、その習慣がない女性に比べてHIVへの感染率が3倍に達していることが判明した。
膣内壁は敏感に出来ており、傷つきやすい。膣内壁が傷つくと、HIVやその他のSTDへの感染リスクが高まる。さらに膣内の常在菌の菌叢(きんそう)を洗い流すと、自然に備わっている防御層を失うことになる。にもかかわらず、念入りに洗えば洗うほど感染を防げると信じている女性が多いという。
洗剤を使用して洗浄する女性の場合は、膣洗浄をしない女性に比べて感染率が4倍に達していることも判明した。
この調査研究を率いたスコット・マクルランド博士は、発表論文でこう述べている。「この研究は、膣洗浄とHIV感染の間に強い相関があることを示す有力な証拠が得られた初の研究だといえるだろう。膣洗浄とHIV感染の間に因果関係があるとするのは、生物学的にも説得力がある」。
研究チームでは、ケニアをはじめ、サハラ以南のアフリカ諸国で、どの程度の比率の女性に膣洗浄の習慣があるかも調べた。その結果、さまざまな臨床条件と地区において、3人に1人の女性にその習慣があることがわかった。
マクルランド博士は、この地域で感染を防止できると信じて膣洗浄を行う女性が多いのには、文化的背景もあると考えている。そういった文化的背景に十分に配慮しながら、この問題に取り組む必要があると述べている。また、新たな感染者の3分の1は女性が占めており、女性への感染に歯止めをかけるための早急な対策が必要だと強調している。
本稿は、BBCに掲載されている記事をソースとしているが、そのソース記事には具体的にどのような方法で膣洗浄が行われているかに関する記述がない。International Aids Societyのサイトを探したが、発表されているはずの論文にまだオンラインではアクセスできない模様。
これは憶測だが、ホースで直接に洗浄したりしているのではないかと思われる。専用の器具として設計されているビデや使い捨てビデを使用する場合は、あまり心配ないのかもしれない。ただ、プロテクトしていなくてもビデで洗浄すれば安全だというのは、やはり迷信だということになるだろう。
評点しにくい話題を取り上げてしまったが、大事な部分をキレイにするのもほどほどにした方がいいということかもしれない。新設の“過ぎたるは及ばざるがごとし度”で評点しておこう。
過ぎたるは及ば
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ざるがごとし度8
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■ Source: BBC NEWS | Health | Vaginal washing 'raises HIV risk'
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