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ジャガーのレリーフと発掘調査にあたった芝田特別研究員(本人提供)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060111i501.htm
南米ペルー北部のワカ・パルティーダ遺跡で、紀元前750年ごろの神殿跡から、高さ約2・8メートルに達する巨大なジャガーのレリーフ(浮き彫り)が出土した。
発掘調査を行った日本学術振興会の芝田幸一郎特別研究員(33)(アンデス考古学)によれば、「動物を表現した古代アンデス文明のレリーフとしては最大」という。同文明の成立の謎を解明する上で、第一級の発見として注目を集めそうだ。
同遺跡は首都リマから北へ約400キロの海岸地帯にある。レリーフがあった神殿は、南北25メートル以上、高さは9メートル以上。推定3段の基壇の上に8本の円柱で飾られた中庭や回廊などがあった。ジャガーは、最も上の基壇の南壁に2頭が彫られ、西側の1頭は保存状態が極めて良好だった。
レリーフは、頭部だけで高さ1・6メートルに及ぶ。厚さは最大で約50センチ。
ジャガーは、中南米に栄えた古代文明の王権や超自然的な力の象徴としてあがめられた存在。今回発見されたレリーフも、ジャガーをモチーフにした神話が描かれているとみられる。
古代アンデス文明に詳しい大貫良夫・東大名誉教授の話「これほど装飾にあふれた神殿が海岸地方から発見されるのは極めてめずらしい。山岳地帯の遺跡と海岸地帯の遺跡との関係の見直しを迫り、古代アンデス文明の成立過程を解明する上で手がかりとなる」
(2006年1月11日3時7分 読売新聞)
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