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□フィギュアスケート ・・・ 大丈夫かな? [論談・目安箱]
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0512/051222-6.html
フィギュアスケート ・・・ 大丈夫かな?
(平成17年12月22日)
投稿者: 不明
先日の浅田真央選手の影響で、巷はチョットしたフィギュアブームになっているようです。 約20年フィギュアを見続けている私にとっては、嬉しい事のはずなのですが、盛り上がっている内容が少し寂しいです。
「浅田選手を五輪に ・・」 「何故動かない、スケート連盟」 ・・・ 等。 私は、代々木で生の演技を見て来ましたが、浅田選手の演技は、もう一度見たいと思うような演技ではありませんでした。
日本女子では、中野選手の演技が一番よかった。 勿論I・スルツカヤの演技は格が違うし、男子のJ・バトルの演技もすばらしかった。バトルのイナバウアには鳥肌が立ちました。 スルツカヤ、バトル、そしてペアのトットミアニナ&マリニン達の演技は自宅で繰り返して見ています。 「演技 = 一つの作品」 として完成されています。
それに比べて浅田選手の演技はどうでしょうか。 例えるなら、幼稚園でおゆうぎ発表会を見ているような感じです。 会場のみんなが、真央ちゃんの親戚や町内の人になって、手拍子で 「お上手、お上手」 と応援しているような感じでした。 演技とはとても言える代物ではありません。
情報番組で佐野稔さんが、 「プログラムが素晴らしい」 「みんなあのようなプログラムで滑りたい」 と言ってましたが、確かに難度の高いジャンプを後半に多く取り入れていることは凄いですが、ある程度実力のある選手なら、可能なプログラムです。 でも普通はやりません。
何故かといえば、最初から最後までジャンプを飛ぶ為のプログラムになっていて、表現するものが何もありません。 だから、逆にジャンプ以外に体力消耗のないすべり易いプログラムであるといえます。 あの伊藤みどり選手も表現力を追求して潰れていきました。
シングルは数年前から、アイスダンスのコーチがシングルの選手を教えた事により、急激な進化をしています。 それはジャンプではなく、滑る技術を追求し向上させ、それを音楽とうまく組み合わせ芸術としての要素を高めているところにあります。 故に、世界のトップを目指している選手たちは間違ってもあのようなプログラムは使いません。
あれは世界デビューの浅田選手だから高得点が出たのであって、他の選手がやっても同じような評価はされない筈です。 そもそもグランプリファイナルは、地元の選手に有利な結果のでる傾向があります。
ソルトレーク五輪でジャッジ疑惑が発生したのも、カナダで開催された同シーズンのグランプリファイナルで、実力的にはメダル圏外と思われていた、カナダのダンスカップルが金メダルを取った事が発端でした。
スケート連盟を批判する動きも見られますが、スケート連盟は立派ですね。 フィギュアを知らないマスコミや世論に動じない姿勢に安心しました。 さすが城田さんですね。 城田さんが強化部長に就いてからの日本の大躍進はここで説明する必要はないと思います。
私は、村主選手、荒川選手抜きの五輪代表は考えられないと思います。 実力は抜きん出ています。 残り1枠は、今シーズンなら、やはり中野選手ですね。 (勿論制約が無ければ浅田選手でもOKです)
最後に、浅田選手の将来を考えるなら、ジャンプを飛ぶ事しか教えられないコーチのもとから、総合芸術としてフィギュアと取組むことのできるコーチに代える事だと思います。 しかし、それも浅田選手にフィギュアスケーターとしての素質があれば ・・・ のことですが。
ただのジャンプが飛べる少女で終わってしまう可能性もかなり多い気がします。 マスコミに踊らされてスケート連盟批判をしている人達、まずフィギュアスケートを好きになって下さい。
口を挟むのはそれからでも遅くはありません。
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