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奇跡体験！アンビリバボーhttp://www.fujitv.co.jp/unb/index2.htmlから
2003年05月29日放送
聖書の暗号−THE BIBLE CODE−
http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/p216_menu.htmlから
http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/p216_1.htmlより引用
2003年05月29日放送
聖書の暗号−THE BIBLE CODE−
驚くべき一致
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聖書（ヘブライ語原典）。神に導かれた者たちによっておよそ3000年前に書かれたという旧約聖書は、人間の生き方を伝え、人類に救いを与えることを目的とする書だ。
この神に与えられた預言書（神から受けた言葉）の中に、人類に起こる出来事が「暗号」で予言されているという研究を導き出した者がいる。
今から11年前の1992年6月、新聞記者だったマイクル・ドロズニン氏（57歳）は取材で訪れたイスラエルで、ある科学者と出会う。きっかけは偶然で、イスラエルの情報機関の若い職員に、湾岸戦争の始まる3週間前にその正確な日付を聖書の暗号の中に発見した数学者がいるので会ってみないかと言われたことだった。彼はばかばかしいと思いながらも、イスラエル・エルサレム郊外に暮らす彼の家を訪れた。
彼の名はエリヤフ・リップス博士、旧ソ連からイスラエルに移住した世界的に高名な数学者だった。リップス博士は「かつてあったこと、今あること、そして時の終わりにまであること全てが聖書に収められている」という18世紀の賢者の言葉を紹介した。
ところが無神論者だったドロズニン氏は、聖書に暗号が記されているのはゆるぎのない事実と話すリップス博士に、湾岸戦争の正確な日付が記されている証明をしてほしいと言った。
リップス博士はドロズニン氏にコンピュータ画面を見せた。リップス博士の研究は、ヘブライ文字で書かれた旧約聖書の最初の5書の文字全体、30万4805字を一列に並べ、スキップコードと呼ばれる一定の字数を飛ばして読む手法で、隠された意味ある言葉を解読するというものだった。
そしてドロズニン氏は、画面に映し出されたヘブライ文字の表に隠された暗号の事実を知り、驚きを隠せなかった。
リップス博士がこの研究を始めたきっかけは、50年前のチェコのある科学者の発見がもとになっていた。その発見とは、聖書の中の文字を50字ずつ飛ばして読むとある言葉が繰り返し出現するというもので、その言葉とは「トーラー」、ヘブライ語で「聖書」を表す文字だった。
それに興味を持ったリップス博士は、聖書の暗号を解読するために独自にコンピュータプログラムを作成した。そして1990年12月後半、イラクがクウェートに侵攻し中東に緊張が走る中、戦争勃発の日付が暗号として隠されていないか調査し、3週間後の1991年1月18日という日付に意味ある暗号を発見したのだ。
一列に並べられたヘブライ語の中に、一定の字数間隔で1991年1月18日を意味するヘブライ歴を表す文字の存在を発見した博士は、全体をその文字が現れている間隔で区切り、文字列を縦に並べて一つの表を作った。すると表の中に戦争を予感させる言葉が浮かび上がったのだ。実際、フセイン大統領がスカッドミサイルをイスラエルに発射し、湾岸戦争が勃発したのが1991年1月18日だった。
博士の解読によって浮かんだ文字は、「戦争、フセイン、ミサイル」だった。
ドロズニン氏は、何かの偶然ではないかと、すぐには信じられなかった。リップス博士は聖書以外のヘブライ語のいくつもの書物で同じことを試みたが、同様の結果は得られなかったと話した。また同じ聖書でも、一つでも文字が違っているものでは同様の結果は得られないという。
さらに博士が解いた暗号は、歴史上の事件を驚くほど具体的に示していた。例えば、
「ヒトラー、悪人、ナチと敵、殺戮者」
「ケネディ大統領、死ぬ、ダラス、暗殺するであろう暗殺者の名前、オズワルド（実行犯と言われる人物の名前）、狙撃者」
などだった。しかし、悲劇的なものばかりでない。
「シェイクスピア、マクベス、ハムレット、舞台に乗せるだろう」
「ライト兄弟、飛行機」
「エジソン、電気、白熱電球」
「月の人間、宇宙船（人類の月面着陸を果たしたアポロ11号）」
と、文明の発達までも固有名詞を使って具体的に記されている。
中には日本についての記述もあった。「神戸・日本、大型、火災・地震、1995年」、阪神・淡路大震災のことだ。
さらに、1994年に起こった木星とシューメーカー・ラビィと呼ばれるすい星の衝突も「シューメーカー・ラビィ、1994年7月16日、木星にぶつかるだろう」と記されていた。現代の天文学者でも数ヶ月前にしか予測できなかった現象が、聖書は3000年前に予言していたのだ。
最初は研究を理解できなかったドロズニン氏は、何故未来のことがわかるのか、何故聖書でなければならないのか、トリックではないのか？と博士に疑問をぶつけた。
するとリップス博士は一枚のコインを取り出した。裏表が出る確率は2分の1ずつ。もし20回投げて表が連続して20回出たら、それは100万分の1以下であり、そうなったとしたら、トリックと思うだろう。聖書も仕掛けのあるコインと一緒で、誰かによって仕掛けられたトリック、つまり暗号が仕掛けられていると話したのだ。
数学的には、この予言のような現象が現れる確率は1千万分の1以下であり、暗号は何者かの手で作られたものとしか考えられないとリップス博士はいう。ドロズニン氏は、3000年前の書物が人類の歴史を予言しているとして、もしそれが本当ならすごいと思い、リップス博士の許可を得て聖書を調べることにしたのだ。
リップス博士のコンピュータプログラムを使用する許可を得たドロズニン氏は、自ら聖書を調べ始めたのだが、1994年彼自身がとんでもない発見をしてしまったのだ。
「イツァーク・ラビン、暗殺者は暗殺するであろう」当時のイスラエル首相で、中東和平に大きく貢献しノーベル平和賞も受賞した、ラビン氏の暗殺を示す暗号だったのだ。
ドロズニン氏は信じたくはなかったが、気を付けるようにとラビン氏の友人に手紙を言付けた。だが、その忠告もむなしく、1995年11月4日、彼はイスラエル・テルアビブで、神の使命を託されたと信じる実行犯アミルによって暗殺されてしまう。
ニュースに衝撃を覚えたドロズニン氏は、前もって日付や場所がわかっていたら、この悲劇は防げたかもしれないと思い、さらに聖書を調べた。すると暗殺された年と実行犯の名前、場所までが予言されていたことがわかったのだ。
しかし、彼が解読した暗号はそれだけでは終わらなかった。なんと、人類の滅亡を示す暗号までを発見してしまったのである。
http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/p216_2.htmlより引用
2003年05月29日放送
聖書の暗号−THE BIBLE CODE−
誰が作ったのか？
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聖書の暗号が真実ならば、何のために作られたのか。実は旧約聖書の中には、神の言葉が暗号として込められているという伝説が古来から伝えられており、多くの学者達がその解明を試みたという事実がある。
かの万有引力の法則を発見した17世紀の物理学者ニュートンも、晩年は聖書の暗号の研究に没頭していたという。彼の死後発見された膨大な未完の論文は、聖書の暗号に関するものだった。ニュートンは生前、「神の謎を、神によって定められた過去と未来の出来事を解読したい」と語っていたという。
だが、天才ニュートンでさえも聖書の暗号を解読できなかったのである。それは現代、コンピュータが発達して初めて可能になったとリップス博士は話している。
リップス博士は1994年8月、数名の数学者と共同で論文を発表した。論文は厳しい審査をパスしてアメリカの権威ある数学雑誌に掲載され、世界中の研究者達の間で真偽が論争の対象になった。
1999年、オーストラリアの数学者ブレンダン・マッケイ氏は批判論文を発表した。彼はトルストイの「戦争と平和」を使い実験し、聖書と同じような結果が得られたと発表したのだ。
そのことに対しドロズニン氏は、批判者がいることは当然であり、また同じような結果を得られたことが聖書の暗号を否定する証明にはならないのではないかと話す。
真偽の問われる聖書の暗号。そしてこのことを考える上で、避けては通れない謎があった。それはヘブライ語のある特性である。
ヘブライ語研究の権威、筑波大学文芸・言語学系の池田先生によると、ヘブライ文字は母音を書かないという特徴があり、表記されるのは子音のみだという。
例えば、「かみ（KAMI）」という単語を書く場合、KとMしか書かない。そこでK・Mと書かれた場合、“くま（KUMA）”とも“こめ（KOME）”とも読めるということだ。ヘブライ文字には母音記号という、母音を示すものがあるが、それは省略されることが多い。つまり、暗号として解読された文字は全て子音であるため、幅広く解釈できるというのだ。
これに対しドロズニン氏は、「イツァーク・ラビンという名前をヘブライ語で記すには、一つの表記しかない。名前の表記は固有のものであり、他の表し方はないのだ」と話す。実際、聖書の単語として表されたラビン氏の文字は、この表記でしかあり得ない。子音しか記さないとはいえ、暗号表に出てくるいくつかの単語は、関連性からしてそう読みとるのが自然なのである。
池田先生はさらにもうひとつの疑問点として、旧約聖書そのものについて言及している。
現在残っている聖書の完結した最も古い写本というのは、聖書が書かれてから1000年以上経った時代のものである。それまでに何度も何度も書き写されているので、すこしずつテキストは変わっており、そのためオリジナルの聖書と一字一句変わらない写本は存在しないというのだ。
神から授かった言葉を賢者モーゼが石版に刻み込んだことから始まったという旧約聖書。その最古のものは、およそ2000年前に書かれたとされる死海文書であるが、それも一部しか発見されていない。
最も古いと言われる旧約聖書の完全版は、リップス博士も使用している約1000年前に書かれたとされる「レニングラード原本」だ。つまり、オリジナルは残されていないのである。
ドロズニン氏も、この聖書の暗号に接した時、聖書のオリジナルのことが気になったという。しかし、歴史的事実が明確に記されていることこそが重要なのではないかと話す。
世紀の大発見なのか、それとも偶然の産物なのか、今もその真偽が問われる聖書の暗号。ここに興味深い例がある。アメリカ国防総省で、長年暗号の解読に携わる数学者ハロルド・ガンズ氏は、リップス博士の研究論文に疑問を抱いた。そこで論文がでっちあげだであることを追究するため、自らもコンピュータで旧約聖書の数学モデルを作り検証したのだ。
だがその結果、ガンズ氏はリップス博士の論文にも記載されていない暗号情報を解読してしまったのだ。
リップス博士の研究を否定するはずが、その信憑性を自ら証明する結果を出してしまい、ガンズ氏は聖書の暗号を認める一人となったのだ。
2001年、ドロズニン氏はニューヨークのオフィスで奇妙な暗号を発見した。「双子、飛行機、塔」というものだった。そしてアメリカ同時多発テロは起こった。さらに他の画面には「ビン・ラディンの犯罪、塔のある町、炉の煙のように地面から煙が立ちのぼっていた」とあった。
彼は信じられない思いだったが、目の前の光景も、聖書の暗号も、そして人類の滅亡も現実のものなのだと感じた。彼は聖書の中に、人類の滅亡を示す暗号を発見してしまっていたのだ。
http://www.fujitv.co.jp/unb/contents/p216_3.htmlより引用
2003年05月29日放送
聖書の暗号−THE BIBLE CODE−
人類滅亡の予言 暗号を解く鍵は？
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「世界戦争、2006年、核兵器によるホロコースト（大虐殺）、終わりの日に」。
ドロズニン氏は、聖書の暗号の解読に全力を注いでいる。コンピュータで解読できるようになったとは言っても、まだ完全なものではない。彼は、暗号を解読する鍵が必ずあるはずで、その鍵がわかれば人類の滅亡を回避することができるかもしれないと考えているのだ。
ドロズニン氏は旧約聖書ゆかりの地、死海をのぞむヨルダンに向かった。死海文書は死海の崖沿いに位置するクムランという遺跡で発見された。
聖書の暗号は、何者かが人類に与えた警告である、そう考えるドロズニン氏。そしてその鍵は、聖書の中に暗号として隠されていたという。
「暗号の鍵、オベリスクの口」という暗号。オベリスクとは、エジプトの遺跡などに見られる石柱のことである。さらに「オベリスク、聖書の暗号、シディムの谷で」という暗号が発見されたのだが、「シディムの谷」は旧約聖書に現れる古代の土地の名前で、さらに聖書はシディムの谷が死海付近に存在するということを示しているという。
こうしてドロズニン氏は死海を訪れた。だが、シディムの谷という地名は、現代の地図にはない。死海の底に沈んでいると言われているのだ。彼は死海の底に都市の遺跡があり、そこに暗号の鍵があるのではないかと考えている。
だが、死海の湖底に眠るという暗号の鍵とは一体何なのか。
聖書には、「鋼鉄の聖櫃（アーク）、サファイアの石」とある。暗号は聖櫃に入ったサファイアのような石に刻まれた文字なのかもしれない、とドロズニン氏は予想している。実際、エジプトなどの遺跡から、象形文字の刻まれたロゼッタストーンが発見されたという例もある。
だが、死海のような塩分の濃い湖で、数千年前の鋼鉄が残されている可能性はあるのだろうか。ある地質学者の研究によると、塩分の濃い所では酸素が通りにくく、鋼鉄がかえって錆びにくいという事実があるという。死海はおそらく数千年前の鋼鉄が残されている可能性のある唯一の場所だとドロズニン氏は考えているのだ。
しかし、ここで予想だにしない事態が彼を襲った。ヨルダン政府から突然、発掘中止命令が出たのだ。中東情勢の悪化が原因と見られた。
現在、イラク戦争などの影響で中東情勢はさらに悪化の一途を辿っている。しかし、予言が真実だとしたら、世界の終わりまであと3年しかないことになる。
さらに彼は重大な言葉を発見した。「それはコンピュータで作られた、板に刻まれた神の筆跡」という言葉。現代の地球上のコンピュータ全てを使っても、聖書に二重の意味を持たせるための暗号を込めることは不可能だという。ならば、聖書の暗号は一体誰が作ったのか。
リップス博士は、暗号の作成者は神だと考えているとドロズニン氏は話す。そして無神論者の彼は、これだけ複雑な暗号を作れるのは、人間を遙かに越えた高度な存在と言うしかないと話す。
彼は聖書の暗号の中に、「DNAは乗り物で運ばれてきた、あなたの子孫、遺伝子の暗号、彼の遺伝子をあなたは受け継ぐだろう、人類を進歩させるため」という文字を発見している。
DNA二重らせん構造の発見者の一人であり、遺伝子工学の最高峰と言われるノーベル賞科学者、フランシス・クリック博士は、驚くべき推論を発表している。
「地球上の全ての生物は、地球外から送られて来たたった一つの有機体のクローンである」。
クリック博士によるとDNAの構造は非常に複雑で、地球創生の46億年前から生命が生まれた38億年前までの、8億年という短い期間で出来たとは考えにくいというのである。博士は、DNAは地球外から運ばれてきた可能性が高いと考えている。
地球外の人間より遙かに高度に発達した生命体が、現代の地球の科学では不可能な、聖書に暗号を込めるということをしたのではないか、そのような推論もできるのだ。
さらにドロズニン氏は、まさにアンビリバボーな推論を語った。現在の科学でも、タイムトラベルは理論的には可能と言われている。自由にタイムトラベルができるようになる時代もやってくるかもしれない。
もし、暗号を込めたのが高度に成長した我々の子孫、つまり未来の人類だとしたら納得がいくという。彼等は我々人類に何が起こるかを知っていても不思議はない。そして彼等は、人類が進化するために、聖書という形を借りて警告を残したのではないかというのだ。
人類が滅亡したら、暗号を記した未来の人類の存在も消えてしまう。そのために警告を発したのではないか。
ドロズニン氏は、人類は今、重大な危機に直面しているが、必ず人類がその危機を克服し、希望溢れる究極の未来を手にする日が来ることを信じていると話す。
今年になり、事態は急変した。イラク戦争も終結し、事態は安定に向かっており、ヨルダン国王から死海付近の発掘が許可されたのだ。近代的なテクノロジーを駆使し発掘は行われるという。
果たして彼の予想通り、死海から聖書の暗号を解く鍵は発見されるのだろうか。預言書に秘められた予言、そして警告。その真実が明かされる日は近いのだ。
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