★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ42 > 361.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□あなたの身を守る日記の効用 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1543266/detail
あなたの身を守る日記の効用
身に覚えのない罪に問われたり、法外な慰謝料を請求されたり――地道に働いているサラリーマンもいつ何時、災難に巻き込まれるか分からない時代だ。まして会社や社会で責任が増す中高年はさまざまなトラブルに巻き込まれる可能性が高い。そんなときでも日記を付けていれば、自分が忘れていた事柄で言いがかりをつけられても自信を持って反論できるし、裁判沙汰になったときの証拠にもなる。これまでズボラを決め込んできた人も来年から危機管理の一つとして日記を付けておくことを勧める。
「リスクが高まる40代以上の中高年は全員、自分の身を守るため日記を書くべきです」――こう言うのは「サラリーマン、これは犯罪になる!?」などの著書がある山之内三紀子弁護士だ。
「日記は自分の考えを整理し悩みや不満を文章にすることで、ストレス解消になるなど多くの効能があります。しかも万が一、女性問題や儲け話に引っかかったり、会社での陰湿な足の引っ張り合いなどでトラブルに巻き込まれたとき、わが身を守る証拠になる。裁判などでも継続的に書かれた日記は、単なるメモや関係者の証言以上に信憑(しんぴょう)性のある有力証拠として採用される例が多いのです」
日記で救われた実際のケースを紹介しよう。
●横領冤罪から生還
「私が手がけた事件ですが、上司が部下に罪をなすりつけようと、横領を話し合った場にその部下がいたように供述。その部下が日記を付けていたため、その日は会合に参加していなかったことが証明され、冤罪(えんざい)を免れました」(山之内氏)
●休日テニスで労災認定
造船所の研究員が休日のテニス講習中に急性心不全で倒れ、後遺症が残った。
前日までの残業などによる過労が日記で確認され、労災として休業・療養・障害の各補償が支払われた。
●遺産相続が平穏に決着
父親の遺産を巡り兄弟間で骨肉の争いに。父親の日記で弟夫妻が生前に多額のお金をせびり、父親が渋々応じていたことが判明。争いが決着。
●離婚の財産分与で逆転
「離婚請求した妻が“あなたがダメと言ったから仕事を諦めた”と主張。多額の財産分与を要求したが、夫が“オレは働いて欲しかったが、妻が拒否したのでしかたない”と日記に書いていたおかげで、財産分与が5対5から男性6対女性4になった」(離婚カウンセラーの池内ひろ美氏)
ほかにも日記が本人や家族の窮地を救った例はいくらでもある。
「日記を書く暇がないという中高年がいますが、日々の出来事を細かく覚えられないぐらい忙しい中高年こそ日記を書くべきです」(山之内氏)
とはいえ、ただダラダラ日記を書けばいいというものでもない。いざというときに効力を発揮する書き方とは?
「ノートや日記帳の手書きが基本。ルーズリーフは差し替えが疑われるからダメ。パソコンは何かの拍子に消去されることがあるし、後で書き換えや削除もできるので証拠として疑われる恐れがあります。内容は短いコメントをつけて事実を淡々と書くこと。万が一裁判で証拠として公開されてもいいように、身近な人の悪口はあまり感情的に書かない方がいい」(山之内氏)
家族や妻のことは当たり障りなく「いつも感謝している」などと書いておくこと。
「どこに隠しても妻は必ず亭主の日記を見つけ出すもの。愛人日記などもってのほかです。リスク回避のためと割り切り、淡々と書くことが大切です」(池内氏)
どうせ三日坊主だから……なんて言っている場合ではないのだ。
【2005年12月8日掲載】
2005年12月11日10時00分
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ42掲示板