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株式会社楽天と言えば、TBS買収に暗雲がたちこめ、所有するプロスポーツ球団二つはいずれもダントツの最下位、うち一つは二部リーグに降格、更には楽天市場利用者の個人情報流失と、最近悪い事ばかり続いているのですが、しかし悪い事はさらに続きそうな予感が。
というのも楽天市場に堂々掲載されている一部のハーブ系ダイエットサプリの安全性にクエスチョンがあるからです。楽天市場ではゼナドリン(Xenadrine)というハーブ系ダイエットサプリを売っているのですが
http://review.rakuten.co.jp/item/1/203732_575966/1.1/
http://www.rakuten.ne.jp/gold/dietshop/zena/
このゼナドリン(Xenadrine)かなりいわくつきのダイエットサプリで、以前は エフェドラ成分を含んでいて問題になったものなのです。
http://www2.gunmanet.or.jp/Akagi-kohgen-HP/ephedra.htm
エフェドラは漢方の麻黄の主成分で、副作用として、高血圧、動悸、心悸亢進などの心血管系症状や卒中やけいれんなどの脳神経系症状を引き起こす危険があり、その危険性故にサプリ業界の猛烈な圧力があったにも関わらずFDAはエフェドラのサプリへの添加を禁じました。
http://www2.gunmanet.or.jp/Akagi-kohgen-HP/ephedra4.htm
現在楽天市場で売られているゼナドリン(Xenadrine)はそのエフェドラこそ入っていませんが、しかしその代りとなる成分も安心安全というものではないのです。
例えばゼナドリン(Xenadrine)のNRGというシリーズの原材料を見てみると、セージというハーブを含んでいますが、セージにはツヨンやカンファーのケトン類がたくさん含まれ、高濃度では肝毒性、神経毒性を示すそうです。
http://daimon-michiko.com/aroma/archives/2005/10/79.html
またセージ自体通称であるため、サルビア類でも、中枢神経に作用するインドール・アルカロイドを持つものを「セージ」と称してサプリに添加していた場合には、更に危険度は上がるでしょう。
http://www.botanical.jp/library/news/147/index.shtml
またソルビトールも原材料として明記されていますが、ソルビトールは神経障害を起こしている原因物質とされ、また「D−ソルビトール」についてはこれを過剰に摂取すると健康被害(下痢等)を起こすおそれがあります。
http://www.e-chiken.com/shikkan/tounyou-shinkei.htm
http://www.pref.hokkaido.jp/hfukusi/hf-yakuh/contents/eisei/syokuhin/d-so.htm
さらにゼナドリン(Xenadrine)NRGでは「マテ茶」、「グリーンティ」、「ガナラ」、「グリーンコーヒー」、「ココア」が主成分と表記されていますが、賢明な方ならお気づきのように全てカフェインが抽出されるものです。カフェインは、精神を高揚させ行動量を上昇させる作用がありますが、過剰摂取は心悸亢進、不整脈を招きます。
http://www6.ocn.ne.jp/~seiken/
http://www6.ocn.ne.jp/~seiken/yotei17.htm
たぶんこのサプリはエフェドラ成分の代わりにカフェインを使用しているのでしょう。その結果はどうなるのか。上記のカフェインの副作用を警告する公的機関も「ダイエットサプリへのカフェイン使用は今後の研究対象」としているだけで、明確な答えはだしていません。風邪薬などもカフェインを使用していますが、ダイエットサプリとなると長期間、また早く痩せたいとの思いから過剰摂取も考えられます。
株式会社楽天は、楽天市場への出品を認めるからには、このダイエットサプリの安全性を保証していると多くの利用者は思うでしょう。しかし本当にこのダイエットサプリは安心安全なものなのでしょうか。これら複数の副作用がある物質を長期間・大量に服用する事でも何ら悪影響はでないと言いきれるのでしょう。もちろん楽天がそれを保証している様子はありませんが。
しかし、エフェドラ成分のダイエットサプリが禁止された時の様に、このゼナドリン(Xenadrine)が今後、薬事法に触れることになると、当然、それを掲載した楽天の責任も追及されることでしょう。
それにしても、所有する野球チームでも人気ある監督を解任し、地元ファンから反発を買い、あるいは所有サッカーチームのユニフォームの色を楽天社長三木谷が自分の好きな色に変えた挙句に二部リーグに落とし、あるいはその提供するブログサービスも呆れた内容(http://asyura2.com/0505/it08/msg/231.html)で、しかも一番の看板商品「楽天市場」に出品されている商品の安全性が疑われるようでは、楽天の未来は暗いと申し上げるのが適当かと思います。三年後あるのでしょうか。この会社。
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