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*現在、地上人類が抱いている脅威は、環境問題や新たな核開発に向けられています。しかしシルバーバーチは、これらの問題についても楽観的な見解を示しています。人類は将来、滅んでしまうことになるのではないかとの不安に対して、その心配はないこと、楽観的に考えるべきであることを述べています。当然、今回のアメリカでのテロ事件についても、大袈裟に考える必要はありません。(シルバーバーチ8・34、35頁、11・32、59頁)
*ソ連崩壊は、米ソの軍拡競争が、ソ連側に経済的な破綻を引き起こしたことに最大の原因があります。米ソの経済力の差が、軍拡競争を決着させ、ソ連崩壊を招くことになったのです。ゴルバチョフという一人の偉大な政治家の決断がソ連崩壊の引き金を引くことになったのは事実ですが、本質的な原因は、どこまでもソ連自体の経済的破綻にあるということなのです。
こうした地上の状況については、霊界サイドは完璧に知っていたはずです。そして間もなくソ連が崩壊することも、分かっていたものと思われます。
*日本の外交について
最近、日本の政治で問題となった首相の靖国神社参拝問題も、スピリチュアリズムの観点から見ればどちらでもいいことです。霊界や霊魂に対する明確な死生観のないところでの議論が繰り返されているだけであり、どこまでいっても平行線をたどることは明らかです。
ただ地上的な視点から見れば、8月15日に参拝するとの公約を首相みずから翻(ひるがえ)した今回の出来事は、日本外交のまずさを内外に示すことになりました。他国(中韓)からの圧力に対する弱腰、首相自身の外交的ポリシーの乏しさ、首相・外相をはじめとする国家のリーダー達の外交音痴という、決定的な弱点をさらけ出すことになりました。靖国問題は、首相が公約を覆して日程を変更したということよりも、日本の外交的欠陥を改めて認識させたという点において問題を残したのです。
現実の地上世界における国際関係は、国益追求を第一としています。まさに国と国とが利己的関係にあるということです。こうした「利己的国家関係(エゴ的国家関係)」とは、端的に言えば弱肉強食の競争関係、たえずケンカをしているような状況にあるということです。そうした現実の国際関係の中で、日本がどのような外交スタンスを取るかということが問題とされるのです。
これまで日本政府は、ケンカの場に立たされながら、当たり前の自己主張もせず、最低の正当防衛の努力さえも真剣に行ってきませんでした。それどころか、ケンカを売ってくる外敵と、ひたすら仲良くしようとしてきました。「戦争がいいか平和がいいか、ケンカがいいか仲良しがいいか?」と問われれば、誰でも「平和で仲良しがいい」と言うに決まっています。しかし、すでにケンカに巻き込まれた中で、一人だけ争いを避け、周りと仲良くしようとすることは、現実には不可能なことなのです。本気で仲良くしようという気持ちがない相手と、真の友好関係を築くことなどできません。それは単なる理想論にすぎないのです。
弱肉強食が当たり前となっている未熟な惑星地球にあっては、自己防衛という現実的な路線を取るのか、自国が滅ぶことを承知で友好という理想を優先するのか、という選択に迫られるのです。「霊的真理」が共通の理念となっていない現状では、二つの未熟な方法のうち、より良い道を選択しなければならないのです。
これまでの日本外交は、世界の中で珍しいほど理想路線に偏ってきました。日本外交は幼稚であると、たびたび言われてきました。利益を奪い合う競争世界においては、常識的ともいうべき国益保護・正当防衛・自己主張の要素が、あまりにも軽んじられてきました。そのために外国からなめられ、いいように利用されてきたのです。
今回のテロ事件は、日本外交の本質的問題を浮き彫りにすることになりました。もしテロをちらつかせて脅迫されたとき、日本国家がどのような対応をするかを、否応なく考えさせられたのです。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~spk/news-letter-15.htm
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