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近刊(三月下旬)予告
J・コールマン著「タヴィストック研究所」邦訳本(成甲書房)が三月下旬刊出版予定。
平成十八年(二〇〇六年)二月十七日(金)
(第一千五百八十八回)
○ジョン・コールマン博士のタヴィストック研究所についての書き下ろし
新著の邦訳は、三月下旬、成甲書房から出版される予定である。
○ここでは、タヴィストック研究所の最重要人物の一人としての、
クルト・レヴィン博士(Dr.Kurt Lewin)について述べる。
○日本人、と言うよりは、日本の体制派、又は主流マスコミ界、主流学界、
主流ジャーナリズム、更には政財官界などなど、
○要するに、日本を「指導」している階級は、
「三百人委員会」=イルミナティサタニスト世界権力そのものも、
そしてその心理戦争の参謀本部としてのタヴィストック研究所も、
○そもそも、その存在、その名前すら知らない。
又は知ろうとしない。
○しかし、「タヴィストック研究所」の中心人物のうちで、
○「クルト・レヴィン博士」については、
一部の専門家、専門学者の中で、良く知られて居る。
○では、クルト・レヴィンは、日本でどのように知られて居るのか。
○それは、
○「グループ・ダイナミックス」理論の創立者として、であるだろう。
○「グループ・ダイナミックス」は、「集団力学」と邦訳される。
○クルト・レヴィンは、一八九〇年、ドイツ生まれのユダヤ人である。
ナチスがドイツで政権を握ると、一九三四年、レヴィンは米国に亡命、そして、
一九四四年には、マサチューセッツ工科大学、集団力学研究センター所長に就任、
一九四七年死去。
○レヴィンは、ベルリン大学で、ゲシュタルト心理学派の一人と成る。
○「ゲシュタルト」はドイツ語で「形態」。
○「ゲシュタルト心理学」は「形態心理学」と邦訳される。
○従って、辞書には、
クルト・レヴィンはゲシュタルト心理学者と記されることもある。
○しかしその後、レヴィンは、「トポロジー心理学」を創始する。
○「トポロジー」は、数学で「位相」。
○「トポロジー心理学(位相心理学)」は、生活空間の構造を位相幾何学的に
表示して行動を解明しようとする心理学。ドイツの心理学者レビンが提唱、
などと辞書にある。
○つまり、日本では、欧米のまね事としての科学体系の枠内で、
クルト・レヴィンを、グループ・ダイナミックス(集団力学)
位相(トポロジー)心理学
○その創始者、として見るわけである。
○しかし、
この関係学者の世界以外の日本人には、クルト・レヴィンは無縁であろう。
○ところが、コールマン博士によれば、このクルト・レヴィン博士は、
一九三〇年代から、タヴィストック研究所の主要人物の一人と成った、
とされる。
○それでは、クルト・レヴィンは、そこで何をしたのか。
○コールマン博士は、
クルト・レヴィン博士は、ナチス・ドイツに対する戦争に於て、
きわめて重要な役割を果たしたのみならず、第二次大戦後は、ただちに、
米国に対する戦争、米国を壊滅させる戦争、この戦争で主要な役割を果
した、とする。
○ジョン・コールマン著「300人委員会」(KKベストセラーズ刊)
巻末の三百人委員会の会員名簿には、クルト・レヴィン、の名前が
収録されて居る。
○学者にして、世界権力としての三百人委員会に選抜された人物は、
きわめて少ない。以下にその実例を列記する。
(1)バートランド・ラッセル(哲学)
(2)ケインズ (経済学)
(3)ハロルド・マッキンダー(地政学)
(4)クルト・レヴィン (心理学)
(5)ハンチントン (「文明の衝突」)
以下省略。
(この項つづく)
(了)
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