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日朝協議も完全にストップしました。 − 辺真一のコリア・レポート
http://www.asyura2.com/0510/asia3/msg/998.html
投稿者 霧島夏樹 日時 2006 年 3 月 31 日 15:51:05: Ei/G7MyD3TYwg
 


"3月28日(火)
 核問題の6か国協議も、拉致問題の日朝協議も完全にストップしました。米国は北朝鮮が再開拒否の理由にしている米国の金融制裁について「6か国協議の枠の中で協議しよう」と新たな提案をしていますが、北朝鮮は「金融制裁の解除が先だ」として、米国の提案に応じていません。一方、日朝協議については最近になって日本側が北京の大使館ルートを通じて再開を打診していますが、これまた北朝鮮が難色を示しています。北朝鮮が拒んでいる理由は、北朝鮮が生存を否定している安否不明者について 日本側が「生存者」という言葉を使うのを黙認してもらいたい、安否不明者及び特定失踪者に関して「再調査を行う」と一言発してもらいたいとの要請があったからだとも言われています。拉致被害者の家族や国民世論の手前、何もなしでは交渉したくても交渉できないというのが外務省の言い分のようです。北朝鮮側は二つの要求とも拒否したようですが、当時、日本側が問い合わせた特定失踪者について「資料を提供すれば検討してもよい」と報道されたことについては「日本側が協議の場で34人の名前を書いた紙切れを出してきたので『外交交渉の場で人物照会を求めるならばはっきりとした履歴書を出すべきだ。そうすれば、調査することはやぶさかではない』」と答えたまでのことのようです。ところが、外務省はまだ資料を提出しておりません。公開した場合のリスク、例えば、特定失踪者の身の安全の問題とか、あるいはどこかで生存、あるいは死亡していた場合のリスクとか、様々な理由があって慎重を期しているようです。日朝協議再開のボールは北朝鮮のコートにあると思っていましたが、どうやら、日本のコートにもなく、ネットに挟まったままです。さて、どちらが拾いに行くやら、注目されます。

 「金日成は金正日が暗殺した」とか「金正日の女たち」とか「朝鮮戦争は誰が引き起こしたのか」とのビラ3千枚がソウル麻浦区の市民公園一帯で発見されるという「事件」が起きました。警察は当初、ビラの紙質や北朝鮮式用語や活字体で書かれていることや作成者が「自由朝鮮連合」という団体になっていることから北朝鮮内部の反体制勢力による可能性も視野に入れて調査しましたが、なんと、韓国内にある「北朝鮮民主化運動本部」が飛ばしたものであることが判明しました。38度線付近から北朝鮮に向け、1個に付き3千枚のビラを積んだアドバルーン5個を飛ばしたところ、そのうちの一つが逆風で韓国に流れてしまったようです。「金日成は金正日が暗殺した」とのビラには「1994年7月8日、健康だった父なる首領様がなぜ急死したのか?(中略)金正日による首領様除去は李乙雪護衛司令官の証言によって立証された」との「作文」が書かれていました。今回の一件で明らかになったことですが、脱北者が中心のこの組織は2003年7月以降、これまでに40回にわたって、延べ100万枚のビラを風船やアドバルーンを使って北朝鮮国内にばら蒔いていました。その中には当然、「北朝鮮の反体制組織によるもの」と、日本のメディアで報道されたものもあります。かつて北朝鮮が得意としていた「風船によるビラ攻撃」を今度は韓国から仕掛けるとは、所詮、同じ民族であるが故の発想かもしれません。北朝鮮による「偽札」と同様に韓国からの「偽ビラ」や「偽ビデオ」も要注意です。
"
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