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サムスンに投資打診、本意は? (NNA)
http://nna.asia.ne.jp/free/mujin/focus/focus284.html
北朝鮮がこのほど、サムスンなど韓国の大企業に投資を求めてきたもようだ。韓国経済新聞によると、北朝鮮はとん挫していた新義州地域の開発計画を再び進めるために韓国企業の投資を打診してきたほか、平壌近くの南浦地域にも韓国企業の工業団地を作るよう提案したという。
北朝鮮は昨年10月、民族経済協力委員会を通じ、サムスンに非公式に新義州特区の開発計画への参加を要請した。サムスンは「人と物資の自由な通行が保障されるなら可能」と消極的な回答をしたという。年初に訪朝したある関係者は「『サムスンなどの大企業が来てくれるなら新義州でも開城でも丸ごと任せる』と高位関係者が話していた」と証言している。
北朝鮮は2002年9月、新義州を立法・司法・行政の自治権を与える特区とすることを決め、オランダ国籍の中国企業の会長を初代行政官に任命した。しかし同会長が脱税容疑で中国当局に拘束され、特区の自治は宙に浮いていた。
一方、南浦地域については、韓国の中小企業の経営者を招き、工業団地の候補地のうち5,800坪を無償で提供する条件で食品加工工場の建設を求めた。工場が完成すれば、中小企業の専用団地も建設すると提案してきたという。南浦は平壌に近い軍事都市。ここに外資を受け入れるという北朝鮮の決断に注目が集まる。
こうした動きは、米国の金融制裁でいっそう深刻になる経済難を打開するため、韓国企業の資本とノウハウを借りて改革政策に取り組む意思の表れとみられる。ただサムスン側の回答のように、さまざまな規制が撤廃されなければ大企業が投資を決断するのはたやすくはないだろう。