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http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=73927&servcode=600§code=620
日本野球代表チームのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝、おめでとうございます。 日本の選手らがお互い抱き合って感激している姿を見ながら、あの場所に韓国選手たちがいればよかったのに…と残念に思います。 第1・2ラウンドで韓国に2度も敗れた日本チームが準決勝で韓国に勝ち、決勝に進出して優勝までしたので、腹立たしい気持ちもなります。 しかし敢えて‘幸運の初代チャンピオン’だと軽視したくはありません。
日本の4強進出をめぐってはいろいろな言葉がありますが、チャンスを盗んだわけではありません。 大会規定そのものに基づいて組2位で堂々と4強入りしたのです。 日本は準決勝と決勝で立派な試合をしました。 米国が組分けをどう行ったかというのとは別の問題です。 ‘汚いやり方’といわれますが、米国人はメージャーリーグ方式に基づいて作られた対戦表がおかしいと考えていないかもしれません。
その間、われわれはメジャーリーグのワイルドカード規定について特に批判なく楽しんできました。 アメリカンリーグやナショナルリーグの勝率1位チームがプレーオフ決勝に進出ができないケースもよくあります。 米国が‘汚いやり方’で決勝に進出していればどうか分かりませんが、結局は脱落してしまいました。 誰も恨んだり皮肉ることはできません。 韓国が準決勝で敗退したという事実も変わりません。
気にかかる点があります。 もし韓国が敗北を敗北と認めず、問題を直視するよりも周囲を見ながら視線を避けていないかという点です。 「すでに2度も勝ったのに3度目の試合をしろというのはひどすぎる」と感じる瞬間、われわれはすでに自信を失っていなかったかだろうか。「日本に3回も勝てというのか」という…。 金寅植(キム・インシック)監督は準決勝で日本に敗れた後、「負けは負けだ」と話しました。 思慮深い言葉です。 逆にいえば「勝ちは勝ち」です。 2度の勝利がわれわれに残したこと、それが何であったか覚えておきたいと思います。
ある人はドーム球場が一つもない現実を慨嘆し、ある人は40年前に建設された球場で野球をしていると恥じています。 しかし野球宗主国である米国のメジャーチームも全部がドームで試合をしているわけではありません。 ファンウェイパークやヤンキースタジアムを訪問した韓国の野球記者らは、由緒深い野球の聖地を踏んだという感動に身震いしました。 ヤンキースタジアムは1923年4月18日にオープンし、1976年4月15日に再オープンしました。 再開場を基準にしても30年が経過した球場です。 グリーンモンスターで有名なフェンウェイパークは1912年4月20日にオープンした球場です。
金寅植監督がその答えを知っているようです。 金監督は中央日報とのインタビューで、「運動と勉強を両立しなければならない」と言いました。 現実的に難しさはありますが、長期的には追求して守っていかなければならないことです。
私にとって‘勉強’は常に胸が一杯になる言葉です。東国(トングック)大学に入学した時、李丙疇(イ・ビョンジュ)先生の「ソンビ(教養を備えた人)は棺に釘を打つ音を聞くまで勉強を止めることができない」という言葉は、私の心の中で動かぬ真理となりました。 先生はその勉強の道を「ただひたすら進んでいく道」といいました。 韓国野球がこのようにひたすら勉強の道を歩んでいくことを望みます。 その勉強の結果は、野球の競技力の向上であり、野球システムの発展と同時に野球人が持つ野球哲学の成熟です。
金監督が「イチローが度々おかしなことを言うのも学んでいないからだ」と言いました。 本当に痛快な言葉です。 しかしおそらく金監督はその言葉をイチローに向けて言ったのではないはずです。 われわれの胸に向けて、われわれの顔を正面から見ながら話した言葉だと考えます。 非常に大きなことをやり遂げる間、われわれはたくさん学びました。これからもたくさん学んでいかなければなりません。
許珍碩(ホ・ジンソク)記者
2006.03.22 16:41:46