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2006年03月18日18時20分
http://www.asahi.com/international/update/0318/008.html
18日付の香港各紙によると、中国検察当局は17日、国家機密を漏洩(ろうえい)したとして昨年末に起訴した米紙ニューヨーク・タイムズ北京支局の助手趙岩(チャオ・イエン)氏の起訴を撤回した。近く釈放される見通し。趙氏の弁護人が明らかにしたもので、各紙は4月の胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席の訪米を控え、中国側が国際世論を配慮したとの見方を伝えている。
趙氏は04年9月に旅行先の上海で拘束され、昨年12月に国家機密漏洩罪で中国検察当局に起訴された。拘束直前、同紙がスクープした江沢民(チアン・ツォーミン)前国家主席の中央軍事委員会主席からの辞意表明を巡る記事が原因との見方が強いが、具体的な容疑事実は不明のまま。国際的な批判が広がり、米政府も懸念を表明していた。
起訴撤回について、香港紙明報は「中国当局は定義のあいまいな国家機密漏洩の罪名を乱用し、ジャーナリストに圧力を加えている。釈放が米国への手みやげになると考えるのは間違いで、国際社会に恥をさらしている」と批判した。