★阿修羅♪ > アジア3 > 807.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
■[脱・嫌韓流]酒とオタとバカとマジメと女の子と「美味し!」の日々
http://d.hatena.ne.jp/claw/20060307
・・・今からかれこれウン年ほど前、私がまだ大学にいたころ、ゼミの仲間にはいろんな国の留学生がいました。その中でもっとも数が多かったのは、韓国の留学生です。
彼ら全員が日本語と英語を不自由なく話しましたし、また非常に研究熱心でもありました。彼らを含めたゼミのメンバーで、酒を飲み飯を食い、いろんなことを話しました。しかし、たとえば大日本帝国の植民地時代の話題を、彼らのほうから口にしたことは一度もありませんでした。彼らとの話題は、たとえば日韓を含めたアジアの環境問題であったり、日本文化開放前の韓国でこっそりテレビ放映されてた『銀河鉄道999』が感動的だった話だったり、韓国の市場で売ってる『スペースガンダム』(どう見てもVF-1Jバルキリー)のいいかげんなカラーリングについてであったり、H教授の娘さんであるRちゃんが異様にかわいいことであったりしました。
ある日、Sさん(日本人より日本語がうまい人)と話をしている時に、たまたま日韓の政治家についての話題となりました。
「韓国の政治家はひどい。日本のほうがまだマシだ」とSさんは言うのです。
「地縁・血縁でガチガチで、どんなろくでもない政治家でも落選させられない。頭にくるのは、そういう奴に限って昔の日本の占領時代をネタに使うことだ・・・」
(※これは少し以前の韓国事情だと思ってください。)
そこで私は聞いてみました。「じゃあ、日本のバカな政治家が時々『日本は韓国にいいこともした』なんてことを言ってますけど、ああいうのを聞いてどう思いますか」と。
「ああ、それも『冗談じゃない、ふざけんな』と思うよ」とのことでした。要するに、日本でも韓国でも、ロクデナシの政治家ほどナショナリズムを利用するもののようです。
どう見てもサラリーマン顔のCさんは、奥さんと子供を引き連れて日本に留学していました。子供さんが可愛くてならないようで、いつもニコニコしながら「うちの子はドラえもんが好きでねぇ〜」なんて話をされたのを覚えています。
J先輩は高校生時代、軍政時代の韓国で民主化デモを指揮したために逮捕・投獄され、あやうく死刑になりかけた人で、見た目も性格もパワーキャラでした。私が失恋して荒れていた時など、先輩に無理やりスナックに連れこまれ、「辛いことがあったら飲め!飲んでしまえ!」と朝まで励まされました。おかげで失恋については、なんかもうどうでもよくなりました。
さまざまな国や地方から来たゼミ生たちは、新年になると故郷の料理を持ち寄って新年会を開くのですが、その席でSさん(日本語うまいSさんとは別人)からチヂミの作り方を教わりました。コツは「ボウル一杯ぐらい、ジャガイモをすりおろしてタネに使うんですよ」・・・だそうです。ああ、これ書いてたら腹がへってきました・・・。
そんなわけで、私が「韓国」という言葉で思い出すのは、何よりもまず、留学生たちとの楽しい思い出なのです。